報道によると、9月14日午前6時56分、高知県足摺岬沖の豊後水道周辺の日本領海内で、潜水艦の潜望鏡らしきものを、自衛艦あたごが発見しました。
発見水域は日本領海内に7キロも入り込んだ地点です。
外国の潜水艦が領海内を航行する際は「浮上」しなければなりません。
浮上せずに潜望鏡で周辺を窺いながらの航行は、国際法違反の情報収集活動として、意図的な領海侵犯とみなされます。
世界の常識からすれば潜水艦が他国の領域を潜航して通過することは明らかに戦闘行動であり、撃沈されても文句を言えない。
ところが、あたごはソナーによる捜索を続け、P3C哨戒機や護衛艦なども出動させたにもかかわらず、1時間半後に原潜を見失ってしまいました。
このことが、国際社会からみて、何を意味するのか、すこし掘り下げてみたいと思います。
同様のことは、2004年にも起こっています。
2004年11月 中国原子力潜水艦が沖縄の先島諸島周辺の領海を潜航したまま通過しました。
このとき日本は、中国との紛争を恐れて海上警備行動の発令を遅らせ、潜水艦が領海外に出てから海上警備行動を発令しました。
そして、日本の自衛隊は、二日間にわたり、中国の潜水艦を追尾したのです。
中国の原潜は、一度も浮上することなく逃げましたが、潜水艦に対し、ソナー探知をして、相手の位置を特定し続けるというのは、よく、戦闘機などが敵の戦闘機をミサイルで撃ち落とすのに際して「ロックオン」するのと同じです。日本の自衛艦は、中国原潜に対し、「いつでも沈めることができますぞ!」という状況を作り上げていたことを示します。
なので、このとき、海上自衛隊は、自らの追尾能力の高さを強調し、中国原潜恐るるに足らずとしていました。
日本のイージス艦、恐るべし!だったのです。
2006年11月、こんどは沖縄沖で訓練中の米空母キティーホークの8キロ地点まで、中国の潜水艦が接近し、急浮上しました。
8キロまで接近したということは、中国原潜が、米空母をミサイル攻撃で甚大な被害を与えられる距離まで、気づかれることなく接近する能力を身につけた、ということです。
脅威です。
同時に、中国原潜が急浮上したというのは、そこで、米軍に見つかって、ごめんなさい、するしかなかった、ということでもあります。
そして今回、2008年・・・・
海自は最新鋭の装備を以てしても、中国海軍の潜水艦と思しきものを追尾することさえ出来なかった。
中国が、それだけ力をつけたのだということができます。
中国にとって、「日本の自衛隊、恐れるにたらず」になったのです。
日本人は、中国と戦争が起こるなど夢にも思っていません。しかし中国では、60%強の人が、
「日本は警戒すべき敵である、日本との戦争は避けられない」と思っているのだそうです。
中国人民解放軍は、総兵力231万人、予備役50万人の巨大軍隊です。
中国の朱成虎少将は、
「われわれのスローガンは『攻日防備』だ。まず日本を攻める。アメリカは遠い、中国のミサイルは、今すぐにでも日本の都市を攻撃出来る。だからいったんことがあれば、まず日本を攻撃する」と言っています。
対日強硬派として知られる劉中将は、
「われわれは日清戦争以来、ずっと日本に打撃を与えられてきた。われわれは、この敗北を絶対に忘れない。中国民衆の日本に対する怒りと敵意は、抑えがたいほど大きくなっている。一番の問題解決法は、戦争をすることだ」と日本との戦争を望んでいるといいます。
対日強硬派の人民解放軍は、今や自信満々です。
「日本が挑発してくるなら堂々と受けてやろう」
「中国は先の抗日戦争で煮え湯を飲まされた、以来60年間,その屈辱をそそぐべく狙っていたが、機会がなかった、今こそ、日本を叩く絶好の機会だ」と恐ろしいことを口にしています。
日本は平和憲法を持っている。だけど、彼らの常識からすれば、このような信じられない憲法を持った国など考えられられません。そこで試しに原潜を侵入させてみた。
それが、2004年11月、2006年11月、2008年9月の出来事です。、
日米安保で日本を守るべきアメリカはどうか。
中国系ロビイストの見方は、
「アメリカは日本と同盟関係を維持しているが、真の仲間と思っていない。
アメリカはアジアでアジア人同士を戦わせるという基本戦略を持っている。
両者がとも倒れになれば、一番利益を得るのはアメリカである。
アメリカは日中戦争を望んでいる」というものだといわれています。
そして、アメリカは、現下の金融危機に際して、公的資金導入にふみきりました。借金国アメリカにとって、日本のお金がたよりです。
その危機に際して、日本が総理もいないようでは、話にならない。
だから、麻生総理に解散もさせない。
一時的に危機をしのいだら、次にどうするか。
どこかで戦争が起こる、もしくは戦争の準備段階・緊張状態にはいってくれれば、巨額の軍事物資が動きます。
戦費は巨大ですから、あっというまに景気も回復する。
さて、その対象国は、いったいどこか。。。
グルジアは、ちょっとちょっかいだしてみたら、ロシアが猛攻してきたので、なんの成果もなかった。
中東では、いまの金融危機を回避できるだけのお金は動かない。
いま、東亜で緊張状態が起こってくれれば、アメリカは巨額の商いができる。。。。。
なんたって日本は、アメリカ国内で60億ドルで売買される戦闘機を、一機120億ドルで買ってくれる。。。。
中国との緊張関係は、アメリカ経済回復の起爆剤になる。。。
そんなシナリオが聞こえてきます・・・・
参考:
日中衝突は歴史の宿命(出典:blog:中韓を知り過ぎた男)
「中国の脅威を見つめよ、自衛隊」(櫻井よしこブログ)
中国潜水艦のドロボー行為!
←気にいっていただいたらココをクリックよろぴく。ちょっぴりはげみになりますので^^v
各国とも、結局は自国の利益しか考えていないのですよね。
アメリカがかつて仮想敵としてソ連を、標的にしていたのに対し、中国は日本を標的にしている。
いや、仮想敵どころか、現実に敵とみなしている。
その事実がただただ恐ろしいと思いました。
経済的には日本に頼っているように見えて、軍事的には対抗している。
軍部と政府の見解の相違でしょうか?
なにやら一波乱ありそうな予感がしますね。
■壱岐に一昨年旅行したが、もうあそこなんか韓国の領土みたいになってる。
■左巻きマスコミが育んだ平和ボケ社会は、結果亡国の苦を生み出すよ。
■米の原子力空母入港は猛反対して、中国の潜水艦を容認・歓迎したマスコミの罪深さ…嘆かわしいですわ。
中国の人民解放軍ってのは、中央政府軍というよりも、軍閥の延長線上のものといえそうです。
ですから軍の行動は、中央政府の考えに必ずしも沿っていない。
それだけに、こわさがあります。
うわばみふかおさん、コメントありがとうございます。
左巻きマスコミ、正義の思想性というよりも、戦後中国や韓国と癒着した勢力といったほうがいいのかもしれませんね。
中国の潜水艦は潜望鏡を上げていたとか・・・。もし本当だとすると、相手側の潜水艦はすでにギブアップしていたのかもしれません。このことを自衛隊が発表したという事は、外国に対して日本の防衛網の強さをアピールしつつ、見失ったという事で中国の顔もたてたのかなーと思いました。
あくまで仮説ですけど^^
そうかもしれませんね〜^^
ただ思うんですけど、これがもしアメリカの原潜とかいう話だったら、やれ原子力汚染がどうのと新聞テレビは大騒ぎ。。
なのに、中国源泉だと、ほとんど何も報道されない・・・
なんででしょうね??
左翼的教育を受けてきた日本人は、どうしても特定アジアの国には弱腰みたいですし・・・^^;
たぶん、そういうことなんでしょうね〜〜