「首相にふさわしい」菅首相60.1%、小沢前幹事長16.4%を大きく上回る FNN世論調査
9月1日告示の民主党代表選挙をめぐり、「首相にふさわしい」のは菅首相と答えた人が60.1%にのぼり、小沢前幹事長の16.4%を大きく上回ったことが、FNNの世論調査でわかった。
29日までの2日間、全国の有権者1,000人から回答を得た電話調査によると、菅内閣の支持率は46%と、前回調査より5ポイント以上上昇し(+5.7)、参院選前の水準に戻した。
逆に、支持しない人は、6ポイント弱減り、39.9%だった(-5.9)。
菅政権については、「指導力」、「参院選の責任の取り方」で「評価しない」が上回り、「景気対策」では「評価しない」が8割を超えた(81.1%)。
代表選をめぐり、「どちらが首相にふさわしいか」を尋ねたところ、菅氏が6割(60.1%)、小沢氏は2割に満たず(16.4%)、民主支持層に限ると、菅氏支持が7割を超えた(74.9%)。
また、「信頼」、「政策」、「クリーンさ」などで菅氏が上回ったが、「指導力」では小沢氏がリードした。
2009年の衆院選のマニフェスト(政権公約)は、8割が「修正」を容認し(81.0%)、小沢陣営の主張する「実行すべきだ」というのは少数派となっている(12.1%)。
「菅首相の『脱小沢』路線を評価する」人は7割以上(71.4%)。
「菅首相が続投した方がよい」と思う人は7割を超え(74.2%)、民主支持層では8割を上回る(82.7%)。
衆議院選挙については、「菅首相続投なら、直ちに解散するべき」だと「思わない」人が多いのに対し(54.4%)、「新しい首相に代われば、直ちに解散するべきだ」とした人は7割に迫る(68.3%)。
小沢氏の出馬表明を「適切でないと思う」人(77.1%)と、「小沢氏が、政府や党の重要な役職に就くべきだと思わない」人は7割前後(67.4%)、「検察審査会の議決を待つ人は、首相になるべきでない」とする人は、8割を超えた(82.9%)。
代表にふさわしい人では、1位は菅氏(24.8%)、小沢氏は、前原氏や蓮舫氏の後塵(こうじん)を拝している(5.8%)。
「鳩山前首相が、小沢氏支持を表明したことは適切だと思わない」人は、7割を超えた(77.3%)。
2009年の政権交代選挙から、30日でちょうど1年。
この1年の連立政権を評価しない人は、6割に達した(60.1%)。
(08/30 11:56)