口蹄疫

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口蹄疫:家畜競り市が4カ月ぶりに再開 宮崎県高千穂町で

活気にあふれた子牛の競り市=宮崎県高千穂町で2010年8月29日午前10時16分、石田宗久撮影
活気にあふれた子牛の競り市=宮崎県高千穂町で2010年8月29日午前10時16分、石田宗久撮影

 口蹄疫(こうていえき)の影響で延期・中止となっていた宮崎県の家畜競り市が29日、4カ月ぶりに再開した。トップは高千穂家畜市場(高千穂町)。市場に久しぶりに活気が戻った。今後、日本最大級の畜産都市の都城市などの7市場でも順次再開される。

 JA高千穂地区によると、5月に出荷予定だった約900頭の子牛が30日までの2日間で出荷される。枝肉価格の低迷、出荷適期を過ぎて風評被害の影響が懸念されるなかでの再開。平均価格が40万4168円だった前回3月に対し、411頭が落札された29日の平均価格は37万3529円とまずまず。同県五ケ瀬町の繁殖牛農家、興梠(こおろぎ)福義さん(79)は、殺処分された県のエース級種牛「忠富士」の子の雌牛を61万円で売却。「大事に育てながら市場再開を待っていた。うれしい」。熊本県山鹿市から買い付けに来た繁殖農家、大渕修さん(45)は「宮崎の人と同じ気持ちで終息を待っていた。生産者は頑張って」とエールを送った。【石田宗久】

毎日新聞 2010年8月30日 1時11分(最終更新 8月30日 1時21分)

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