口蹄疫(こうていえき)禍で殺処分された家畜の慰霊と復興への取り組みを宣言する「新生!みやざきの畜産」総決起大会(宮崎県、JAグループ宮崎主催)が28日、宮崎市の市民文化ホールであった。被害農家や自治体関係者ら約1300人が復興を誓った。
殺処分された約29万頭の家畜合同慰霊式があり、同県川南町の酪農家、川上典子さんが「二度と口蹄疫はあってはならない。皆が手を携えて再び畜産王国となることを誓います」と話した。壇上のスクリーンには処分された牛や豚の写真が映し出され、参列者が献花、黙とうした。
JA尾鈴川南(おすずかわみなみ)支部の柳川勝志支部長ら若手生産者3人は「新生!みやざきの畜産」取り組み宣言を発表。宮崎ブランド再生への決意を語った。
毎日新聞 2010年8月28日 19時36分(最終更新 8月28日 20時19分)