口てい疫終息 畜産農家が再生誓う
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口てい疫終息 畜産農家が再生誓う

8月28日 18時24分 twitterでつぶやく

口てい疫の終息宣言を受けて、宮崎県内の畜産農家による総決起大会が開かれ、「みやざきブランド」の再生に取り組むことなど、復興に向けた誓いを宣言しました。

口てい疫が広がった宮崎県では、29万頭近い家畜の処分と排せつ物の処理などによってウイルスを撲滅できたとして、東国原知事が27日、発生からおよそ4か月ぶりに終息を宣言しました。これを受けてJA宮崎グループと宮崎県は、復興に向けた決意を新たにしようと、28日、畜産農家の総決起大会を宮崎市で開き、およそ1300人が参加しました。初めに東国原知事が、「きょうから復興の道のりが始まるので、県民総力戦で取り組んでいきたい」とあいさつしました。続いて農家の代表が、処分された牛や豚に花を供え、全員で黙とうをささげました。そして若手の畜産農家3人が、家畜の伝染病を発生させないよう定期的に一斉消毒を行うことや、「みやざきブランド」の再生に取り組むことなど、復興に向けた誓いを宣言しました。感染が最も集中した川南町の農家で、JA尾鈴肥育牛部会長の江藤和利さん(65)は、「新たなスタートラインに立った気持ちです。元の状態に戻るまで7年ぐらいかかると思いますが、農家どうし力を合わせたい」と話していました。