宮崎 口てい疫の終息宣言
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宮崎 口てい疫の終息宣言

8月27日 12時14分 twitterでつぶやく

宮崎県の東国原知事は、27日午前、県内で行われていたウイルスを死滅させる対策がすべて終わったとして「口てい疫の終息宣言」を出し、今後は地域の復興に向けて全力を尽くす考えを示しました。

口てい疫の問題で、宮崎県内ではおよそ29万頭に上る家畜が処分されたほか、催し物の中止に伴って観光客が減少するなど、地域経済にも大きな影響が出ました。その後、口てい疫の感染拡大は徐々に終息に向かい、県内で行われていた排せつ物を発酵させてその過程で出る熱でウイルスを死滅させる処理もすべて終わりました。これを受けて、東国原知事は27日午前9時半から県庁で記者会見し、「口てい疫の終息宣言」を出しました。知事は「この日を迎えられ、感無量だ。今後は、全国のモデルとなるような安全・安心な畜産づくりに取り組み、地域経済の復興に向けて全力を尽くしたい」と述べました。そして、宮崎県としても感染ルートの解明を進め、再発防止を徹底したいという考えを示しました。口てい疫の問題は、最初に発生が確認されて4か月余りで大きな節目を迎え、家畜を処分した農家では牛や豚を飼う準備が本格的に始まるほか、県内の市場でも子牛などの競りが、順次、再開されることになっています。