口てい疫 30農場で発見遅れたか
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口てい疫 30農場で発見遅れたか

8月26日 4時29分 twitterでつぶやく

宮崎県の口てい疫の問題で、感染経路などの調査を行っている専門家などでつくる農林水産省のチームは、中間報告をまとめ、感染が確認された農場のうち、30の農場では、異常な家畜の発見が遅れた可能性があるとして、日ごろから家畜の健康状態の観察に努めるべきだと指摘しています。

農林水産省のチームがまとめた中間報告によりますと、最も早いと推定される感染例は3月中旬で、感染が拡大した要因については、最初の事例の確認が遅れたことや発生農場で殺処分が遅れたことなどが考えられるとしています。また、口てい疫が発生した292の農場について、ウイルスに感染した痕跡を調べる抗体検査を行ったところ、このうちの30の農場で感染した家畜の血液の中に作られる抗体の量が多かったことがわかりました。専門家のチームは、これらの農場では結果として異常な家畜の発見が遅れた可能性があるとしています。口てい疫の対策は、早期の発見がきわめて重要で、専門家のチームでは、日ごろから家畜の健康状態の観察に努めるべきだと指摘しています。