前京都市議ら「京都党」旗揚げ 来年、市議選
前京都市議の村山祥栄氏=左京区=は30日、来年の市議選に向けて地域政党「京都党」を結成した、と発表した。市議選では村山氏を含め五つの選挙区ですでに候補者を決定。今後、複数擁立も視野に全11選挙区で公募を実施する。村山氏は「1人でも多く候補者を立て、最低でも政策条例を議員提案できる6議席以上の獲得を目指す」としている。
京都党は、既成政党が占める市議会で「市民主導の政治」を行うことを目指し、代表を務める村山氏の支持者や知人らが今月26日に結成、府選管に届けた。最高顧問は堀場製作所最高顧問の堀場雅夫氏、顧問は府中小企業団体中央会会長の渡邉隆夫、元京都市副市長の高木寿一の両氏が務める。
京都市内で開かれた記者会見には、堀場氏らのほか、各区の候補予定者が出席した。村山氏を除き全員20代の社会人。京都党の政策として、市の起債を年間10%カットする「無借金経営都市」や議員特権の廃止などを挙げた。年明けにもマニフェストを作る。
候補者公募は10月10日まで受け付け、同月中に決定する。問い合わせは党本部TEL075(712)9977。
【 2010年08月30日 23時09分 】