これは、重大問題!!(かも^^;)
明治の日本は、富国強兵政策のもとに、繊維・石炭産業を国の柱にしました。
昭和にはいると、これが鉄鋼・造船に変化。
そして戦後は、自動車・家電が日本経済の成長を支えたといわれています。
資源のない日本は、工業国家として、世界中から鉄やニッケルを買い集め、これを加工して、世界に輸出し、外貨を稼ぐ。
稼いだ外貨で、世界中から食料を買い集め、日本の食卓をうるおした。
そんなことをしなくても、自給自足すればいいじゃないかっていう人もいるけど、まじで自給自足していた江戸時代の日本の人口は、2600万人。
いま、日本の人口は1億2600万人。
1億人の口をうるおすためには、どうしても海外から食料を調達しなくちゃならない。
その食料は、現地の通貨で買い付けるから、買付のためには、その国にモノを売って、その国の通貨を得なきゃならない。
そうすることで、日本という国に住む人たちが、食べているんですよね。。。
ところが、ここにきて世界的な資源不足が深刻な問題となった。
輸入原料の価格が急騰。ただでさえ人件費の高い日本では、こうなるとかつての重厚長大型産業は、やってけなくなります。
そうした時代の変化を受けて、何年も前から、日本は、ITなど、知価をカネにする産業を育成すべし!という声が、あちこちからあがるようになりました。
実際、おとなりの中国などでは、IT産業を志す人に対しては、研究施設(オフィス)を無料で提供し、さらに5年間は無税にするなど、ものすごい優遇措置をとり、ITの振興を図りました。
もちろん、その中身は玉石混合ではありますが、急激な成長分野になったことも事実といえます。
これに対し、日本がやったことは、IT起業への融資枠の増強。六本木ヒルズなどの超破格高値施設の提供。。。。
才能があっても、カネはない。
マンガもそうだったけど、新しい文化の創造って、いがいと、そういうところから生まれてくるんですよね^^
つまり、カネを借りれるだけの信用力があって、家賃のばか高い六本木ヒルズなんぞにはいれるような会社への優遇も大事かもしれないけど、
新しい知価を創造するエネルギーってのは、ぜんぜんちがうところから生まれてる。
映画の宇宙戦艦ヤマトは、大ヒットしたけど、あれだって、最初は6畳一間からはじまった。
世界のSONYにしたって、バラック小屋からはじまった。
すくなくとも六本木ヒルズのような超高級ビルからじゃない。
才能があってもカネがない。
そんな人に、場所と機会を与え、あたらしい価値の創造を委ねる。
アメリカでは、そういう人たちに、比較的簡単にスポンサーがつくけれど、
これは、税制で、個人のお金持ちがお金持ちでいられることと、寄付金なんかが非課税扱いになるって制度があるから。
下の記事によると、IT分野で、日本の凋落が著しい。
これって、未来の日本にとって、すっごくやばくないですか??@@
<引用>-----------------------------------------------
日本のIT競争力、2位から12位へ後退--米BSAが調査ソフトウェアの権利保護団体である米Business Software Alliance(BSA)がまとめた調査で、日本のIT産業競争力は2007年の2位から12位へと大きく後退したことが明らかになった。
調査によると、IT産業競争力のトップは米国。2年連続の1位となったが、スコアは2007年の77.4ポイントから74.6ポイントとわずかに低下している。
2位には台湾がランクイン。2007年の6位から大幅な躍進を見せた。以下、3位に英国(2007年4位)、4位にスウェーデン(2007年7位)、5位にデンマーク(2007年8位)と続いた。
一方、日本のほかにランクを大きく落としたのは韓国。8位とかろうじてトップ10圏内に留まったものの、2007年の3位からは大幅なランクダウンとなった。
(lovedoorニュース)
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東国原宮崎県知事に聞く 宮崎のIT産業振興策
今日の記事、ホント考えさせられました〜。
いろんな分野で日本のパワーダウンが感じられていましたが、
ITもそうなんですね。
日本のお寒い状況がわかりました。
日本ってなんていうか、最近頭悪いですよね。
政治も末期的な気がします。
ハッキリ言って不安。
けど、東国原知事すごいですね〜!
北海道知事もがんばっていますが、この頼もしさは無いかもしれません。
すごく勉強になりました!
ありがとうございます(^-^)/
応援ぽち×2♪
(所詮、アメリカを1位にしたものなので…。3位に英国、4位にスウェーデン、5位にデンマークなども、よく分かりません。
何を基準に、数値化したのか、分からないので、私は、統計の数字は、あまり過信していませんが…。)
とは、云っても、これまでの企業の努力(気力)が、衰退化(弱体化)して来ているのかも知れません。
「成熟の後に衰退あり。」でしょうか?
しかし、資源が無い日本にとっては、IT産業等、知的産業でしか、世界で生き残る道は無いので、国、地方とも、「新しい知価を創造するエネルギー」に力を注ぐべきと思います。
官僚主導といいますが、実は官僚も決まった規則と縦割り行政のなかで、何もしてこなかった、というのも事実のような気がしてます。
知価革命は、堺屋太一さんの造語ですが、日本から世界に発信され普及拡大したポケモン、マリオ、ファイナルファンタジー、マンガ、カラオケ、オタク、ルーズファッション、どれも、庶民が発端の文化です。
一方、戦後の日本を作った自動車・家電も、官僚主導で作られたというより、官僚がいまだに造船や鉄鋼に目が向いているときに、必死に官僚と戦って会社を築き上げたというナガレがありました。
ようするに、いまのニッポンのオカミは、なにもしない。。。。o(´^`)o ウー