菅・小沢会談へ最終調整 鳩山氏が再仲介民主党代表選は9月1日の告示を目前に、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の全面対決を回避するため両者の会談を模索する動きが30日午後も続いた。首相はこの日夜、仲介役の鳩山由紀夫前首相と再協議する。小沢氏との関係について首相は記者団に「挙党態勢をつくることを常に考えていきたい」と述べた。首相と小沢氏の会談について鳩山氏はこの日午後、「まあ、ゆっくりやりましょう」と述べた。小沢氏は、周辺に「引き続きよろしく」と選挙態勢づくりを急ぐよう指示。歩み寄りは不透明だ。 小沢氏は30日午後、鳩山氏や輿石東参院議員会長と会談。小沢氏は、現段階で菅首相と会談する条件は整っていないとの認識を鳩山氏らに伝えたもようだ。出席者の一人は周辺に「状況は変わっていない」との認識を表明。小沢氏は、首相が「反小沢」路線を見直さない限り出馬を見合わせる意志はないとみられる。 小沢氏支持の山岡賢次副代表の会合には約60人が参加。 田中慶秋衆院議員ら態度未定の旧民社党系グループは国会内で対応を協議したが、状況を見守る方針を確認。同じく態度未定の「リベラルの会」は、告示後に候補者の政策を聞いた上で判断する方針を決めた。 【共同通信】
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