2010年08月28日
ご無沙汰してます
夏が厳しかったせいか、ご無沙汰してました…(^^;)
スケート関連の話題といえば、
Ｎ杯の先行は取れなくて、一般ではもう諦めちゃった、、とか（もちろん無理だったんだろうけど）、
キム選手がオーサーコーチと決別したのはびっくり！だけど
なんかドロドロで悪印象とか。
と、すでにどの話題もちょっと今更の感です。
かなり私、マイペースなフィギュアスケートファンと化している…。
今更ですが、田村明子さんがバンクーバー五輪直後に出版した本やっと読みました。
パーフェクトプログラム―日本フィギュアスケート史上最大の挑戦
著者：田村 明子
販売元：新潮社
発売日：2010-03
おすすめ度：
クチコミを見る
田村さんといえば、「氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート」、「氷上の美しき戦士たち」に続いて、これで三部作。
オリンピック中にも話題騒然となった「インマンメール」についても書かれ、いき過ぎの感がある北米メディアについてやはり一言を投じています。
ただ、後半はオリンピック直後にカンヅメ状態で書かされた？というのが頷けるというか,
今までの著作がかなり時間をかけて綿密に書いていた感じがあるので、それに比べるとやや荒っぽい感が拭えません。そこがちょっと気になるかも。
副題にもあるように、今までの著作に比べると日本人選手に焦点を当てて書かれていますね。浅田選手の「美学」について触れ、いつも選手に公平な視点を持つことに気を使っている田村さんなのに、明らかに他の選手とは別の視点（いわゆる格の違いのような？）で書いてくれているような気がしてうれしい。
男子決戦のジョニーの部分については自分の意見は書かれてなくて淡々としていたのは意外だった。「不思議なほどに抑えられた点数」とだけ。
ジョニーの演技直後、天野さんは高橋選手の上にくると予想されていたんですね。
このときは、田村さんもオリンピックのジョニーの評価にはショックで、このことに言及すると収まりがつきそうになかったからでないかなと私は勝手に思っていた。
でも、インマンメールのあたりで「北米とロシアの冷戦」について触れ、「ジョニーのロシア好き」と「インマンに対しての厳しい意見を述べたせい」で点が出なかったのではないかと。確かにそれも一つの原因にはあったかもしれない。
本当に私は今でも、オリンピックシーズン当初からのジョニーへの点数の出方に納得できないでいます。プレシーズンにワールドに出られなかったあたりから、すべてが不利な状況だったんだろうなと頭では考えても。
ジョニーは異端である。ジャッジが暗に決めた見えないルールをキチンと守って、ゲームに勝とうとするタイプではない。それは間違いないんだけどさ。
でも、みんなが“優等生”で、そういう選手が当たり前に勝ったらおもしろくないよね。
そういう意味では、今回のオリンピックの男女シングルとも、あんまりおもしろくない選手が優勝しちゃったなあ。
こちらも一緒に読みました。
フィギュアスケートに懸ける人々-なぜ、いつから、日本は強くなったのか (小学館101新書)
著者：宇都宮 直子
販売元：小学館
発売日：2010-01-14
おすすめ度：
クチコミを見る
名古屋のスケートを中心に書かれていて、伊藤みどりさんの超人ぶりと山田満知子コーチの壮絶？ともいえるやりとりには笑える。
しかし、久々に伊藤みどりさんについての記事を読むと本当にすごい人だったなあとつくづくその破天荒な天才ぶり思い出しました。
彼女は１９８９年世界選手権で優勝したときまでは、本当に輝かしかったですね。その後はプレッシャーとの戦いで、アルベールビルは気の毒でした。それでも、フリーではトリプルアクセルに再度挑戦して成功させたのですから、やはりただものではない「天才」。
彼女をささえた山田コーチの主婦的っぽさの極みと懐の深さにほろりときます。超有名コーチとなった今でも、人として育てる事を重視するって凄いことだと思います。
第２章は小塚選手の３世でスケート大好きの輝かしいサラブレッドぶり、愛知のスケートに多大な貢献をされたお祖父さん小塚光彦氏のスパルタぶりが興味深い。
最後の章に日本のアイスショーの草分けであるプリンスアイスワールドについて書かれていて、それも好感が持てました。
著者の宇都宮直子さんは「浅田真央 ○○歳」ものをはじめとして、フィギュアスケートのライターとしてはかなり有名な方ですね。
宇都宮さんはシンプルな文章に叙情的な雰囲気がありますよね。押し付けがましくない、余白を読ませる間合いがある。自分があまりでしゃばらない文章が書ける人だなと思う。
「パーフェクトプログラム」の田村さんの文章と比べるとおもしろい。田村さんも選手や関係者に半端じゃない温かいまなざしがあって、心に響く記事がものすごいんですが、北米在住のジャーナリストっぽい面もある。文の組み立てが論理的。
雰囲気がそれぞれ違いますよね。フィギュアスケートのライターの方でも当たり前ですけどやはりいろいろ個性があって、そういう差に着目して読むのもおもしろいなあと思います。
それにしても、９月早々は福井でジョニーの出るショーもあったりなんかして、
ＧＰＳも10月から始まるし。
自分のこの取り残されっぷりは情けないなあ。
９月はいろいろ私事に行事、仕事もつまってきてまして。
精神的に落ち着くまで、がまんがまん。
地味に好きな選手の演技の録画みたりして、鋭気養ったりはしてます。
まだまだ暑い夏。北海道も今年は夏が長いです〜。
みなさんも残暑厳しい中、ご自愛くださいね〜。
スケート関連の話題といえば、
Ｎ杯の先行は取れなくて、一般ではもう諦めちゃった、、とか（もちろん無理だったんだろうけど）、
キム選手がオーサーコーチと決別したのはびっくり！だけど
なんかドロドロで悪印象とか。
と、すでにどの話題もちょっと今更の感です。
かなり私、マイペースなフィギュアスケートファンと化している…。
今更ですが、田村明子さんがバンクーバー五輪直後に出版した本やっと読みました。
著者：田村 明子
販売元：新潮社
発売日：2010-03
おすすめ度：
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田村さんといえば、「氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート」、「氷上の美しき戦士たち」に続いて、これで三部作。
オリンピック中にも話題騒然となった「インマンメール」についても書かれ、いき過ぎの感がある北米メディアについてやはり一言を投じています。
ただ、後半はオリンピック直後にカンヅメ状態で書かされた？というのが頷けるというか,
今までの著作がかなり時間をかけて綿密に書いていた感じがあるので、それに比べるとやや荒っぽい感が拭えません。そこがちょっと気になるかも。
副題にもあるように、今までの著作に比べると日本人選手に焦点を当てて書かれていますね。浅田選手の「美学」について触れ、いつも選手に公平な視点を持つことに気を使っている田村さんなのに、明らかに他の選手とは別の視点（いわゆる格の違いのような？）で書いてくれているような気がしてうれしい。
男子決戦のジョニーの部分については自分の意見は書かれてなくて淡々としていたのは意外だった。「不思議なほどに抑えられた点数」とだけ。
ジョニーの演技直後、天野さんは高橋選手の上にくると予想されていたんですね。
このときは、田村さんもオリンピックのジョニーの評価にはショックで、このことに言及すると収まりがつきそうになかったからでないかなと私は勝手に思っていた。
でも、インマンメールのあたりで「北米とロシアの冷戦」について触れ、「ジョニーのロシア好き」と「インマンに対しての厳しい意見を述べたせい」で点が出なかったのではないかと。確かにそれも一つの原因にはあったかもしれない。
本当に私は今でも、オリンピックシーズン当初からのジョニーへの点数の出方に納得できないでいます。プレシーズンにワールドに出られなかったあたりから、すべてが不利な状況だったんだろうなと頭では考えても。
ジョニーは異端である。ジャッジが暗に決めた見えないルールをキチンと守って、ゲームに勝とうとするタイプではない。それは間違いないんだけどさ。
でも、みんなが“優等生”で、そういう選手が当たり前に勝ったらおもしろくないよね。
そういう意味では、今回のオリンピックの男女シングルとも、あんまりおもしろくない選手が優勝しちゃったなあ。
こちらも一緒に読みました。
著者：宇都宮 直子
販売元：小学館
発売日：2010-01-14
おすすめ度：
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名古屋のスケートを中心に書かれていて、伊藤みどりさんの超人ぶりと山田満知子コーチの壮絶？ともいえるやりとりには笑える。
しかし、久々に伊藤みどりさんについての記事を読むと本当にすごい人だったなあとつくづくその破天荒な天才ぶり思い出しました。
彼女は１９８９年世界選手権で優勝したときまでは、本当に輝かしかったですね。その後はプレッシャーとの戦いで、アルベールビルは気の毒でした。それでも、フリーではトリプルアクセルに再度挑戦して成功させたのですから、やはりただものではない「天才」。
彼女をささえた山田コーチの主婦的っぽさの極みと懐の深さにほろりときます。超有名コーチとなった今でも、人として育てる事を重視するって凄いことだと思います。
第２章は小塚選手の３世でスケート大好きの輝かしいサラブレッドぶり、愛知のスケートに多大な貢献をされたお祖父さん小塚光彦氏のスパルタぶりが興味深い。
最後の章に日本のアイスショーの草分けであるプリンスアイスワールドについて書かれていて、それも好感が持てました。
著者の宇都宮直子さんは「浅田真央 ○○歳」ものをはじめとして、フィギュアスケートのライターとしてはかなり有名な方ですね。
宇都宮さんはシンプルな文章に叙情的な雰囲気がありますよね。押し付けがましくない、余白を読ませる間合いがある。自分があまりでしゃばらない文章が書ける人だなと思う。
「パーフェクトプログラム」の田村さんの文章と比べるとおもしろい。田村さんも選手や関係者に半端じゃない温かいまなざしがあって、心に響く記事がものすごいんですが、北米在住のジャーナリストっぽい面もある。文の組み立てが論理的。
雰囲気がそれぞれ違いますよね。フィギュアスケートのライターの方でも当たり前ですけどやはりいろいろ個性があって、そういう差に着目して読むのもおもしろいなあと思います。
それにしても、９月早々は福井でジョニーの出るショーもあったりなんかして、
ＧＰＳも10月から始まるし。
自分のこの取り残されっぷりは情けないなあ。
９月はいろいろ私事に行事、仕事もつまってきてまして。
精神的に落ち着くまで、がまんがまん。
地味に好きな選手の演技の録画みたりして、鋭気養ったりはしてます。
まだまだ暑い夏。北海道も今年は夏が長いです〜。
みなさんも残暑厳しい中、ご自愛くださいね〜。
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この記事へのコメント
1. Posted by 田口カズミ 2010年08月30日 18:45
カーチャ さん、
はじめまして。（＾＾）
どうぞ、「踏み絵」を踏んでから、お話ください。↓
若者にデマを広めないために
http://midoriitos.blog133.fc2.com/blog-entry-62.html
ウソに「ウソだ」「ウソを無くそう」と言えない人など、反社会的な人は、
公開での言動をご遠慮ください。
若者にデマを広めないために、
ご協力お願いします。（＾＾）
はじめまして。（＾＾）
どうぞ、「踏み絵」を踏んでから、お話ください。↓
若者にデマを広めないために
http://midoriitos.blog133.fc2.com/blog-entry-62.html
ウソに「ウソだ」「ウソを無くそう」と言えない人など、反社会的な人は、
公開での言動をご遠慮ください。
若者にデマを広めないために、
ご協力お願いします。（＾＾）