一部中国紙が「正銀」で表記統一へ

　２７日付の中国の国際情報紙「環球時報」は、「金正日総書記訪中説」という韓国メディアの報道を紹介する記事の中で、同行している可能性がある金総書記の三男のジョンウン氏の名前を「正銀」と表記した。

　記事では「これまでに正雲または正恩と表記したことがあった」との説明文が付け加えられており、同紙は今後、正銀の表記で統一するものとみられる。

　環球時報は中国共産党の機関紙「人民日報」の傘下にある。朝鮮労働党と太いパイプがあるといわれており、正銀の表記統一は、北朝鮮側から説明を受けた可能性もある。

　北朝鮮は漢字を使用しておらず、６カ国協議の北朝鮮代表を務める外務次官の名は、メディアによって金桂寛、または金桂冠とも表記されている。（北京　矢板明夫）

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