- GⅢ - 出走日:2010年 8月29日 (日)
今週のメインレースは、
サマー2000シリーズの
第46回新潟記念である。
第46回新潟記念は、
外回りの2000mということもあり、
長い直線での激しい追い比べが見所となる。
そこで、競馬理論は、
第46回新潟記念に出走する
有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
小倉記念組からは、
2着のバトルバニヤン(和田)、
3着のスマートギア(武豊)、
4着のナリタクリスタル(幸)、
6着のサンレイジャスパー(難波)、
7着のサンライズベガ(松岡)、
8着のホワイトピルグリム(石橋脩)、
9着のアルコセニョーラ(武士沢)、
11着のドモナラズ(柴田善)が
第46回新潟記念に出走する。
バトルバニヤンの小倉記念の2着は、ニホンピロレガーロよりも外を回らされたコース取り及び1キロの斤量差が影響したものであり、レース内容的にはニホンピロレガーロを上回る。
また、バトルバニヤンは、
サマー2000シリーズの
チャンピオンを狙う意味でも、
第46回新潟記念で崩れるわけにはいかない。
よって、第46回新潟記念においては、
今年の夏に入って絶好調のバトルバニヤンに
それなりの評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。
一方、スマートギアの小倉記念の3着は、小回りの小倉競馬場で追い込んだものでそれなりの評価を与えるべきではある。
また、G2の札幌記念で
宝塚記念組が上位を独占したように、
ローカルの重賞ならば、宝塚記念組は上位であり、
スマートギアはその宝塚記念で
7着と差のない競馬をしている。
よって、第46回新潟記念においては、
直線の長い新潟コースということも考慮して、
スマートギアにバトルバニヤンと互角
又はそれ以上の高い評価を与えるべきである。
ただし、武豊騎手騎乗及び
脚質的に新潟コース向きということで、
過剰に人気になるようであれば、
スマートギアを過信すべきでない
とも競馬理論では判断している。
一方、ナリタクリスタルの小倉記念の4着は、内でゴチャつく展開でのものであり、レース内容的にはバトルバニヤン及びスマートギアと大差ない。
また、ナリタクリスタルは、
冬の小倉大賞典で2着と好走しており、
ローカルの重賞ならば上位争い可能である。
よって、第46回新潟記念においては、
ナリタクリスタルにも押さえ程度の評価は必要
と競馬理論では判断している。
一方、サンレイジャスパー、
サンライズベガ、ホワイトピルグリム、
アルコセニョーラ及びドモナラズは、
小倉記念で見せ場なく敗れた。
よって、第46回新潟記念においては、
これら5頭がまったく通用しないということはないが、
ハンデや展開などに恵まれないと厳しい。
なお、この中で強いて取り上げるとすれば、
小倉記念でハイペースを2番手で追走した
サンライズベガくらいである。
一方、スマートギアが人気になるのであれば、
同じ宝塚記念を使った
メイショウベルーガ(池添)も注目される。
メイショウベルーガは、宝塚記念で、スマートギアに1馬身以上先着しており、小倉記念組より上と見るべきである。
また、先ほども述べたが、
G2の札幌記念で宝塚記念組が上位を独占したように、
宝塚記念組は当然ながらレベルが高い。
よって、第46回新潟記念においては、
牝馬ながらも戦ってきた相手が違う
メイショウベルーガにもかなり高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。
一方、七夕賞組からは、
5着のトウショウシロッコ(吉田豊)、
6着のイケドラゴン(丸山)及び
13着のダイワジャンヌ(北村宏)が
第46回新潟記念に出走する。
トウショウシロッコの七夕賞の5着は、休み明け且つ直線でゴチャつく不利を受けてのものであり、上位とは差がない。
また、トウショウシロッコは、
G2やG3で馬券圏内に何度も入っており、
重賞をいつ勝ってもおかしくない。
よって、第46回新潟記念においては、
叩き2走目で一変が可能な
トウショウシロッコにもそれなりの評価が必要
と競馬理論では判断している。
一方、イケドラゴン及びダイワジェンヌは、
七夕賞の内容から、
第46回新潟記念で勝ちきるまでは難しい。
一方、別路線組では、
アドマイヤオーラ(後藤)及び
スリーオリオン(内田博)が注目される。
アドマイヤオーラは、G2の弥生賞及び京都記念勝ち、更には、皐月賞でも1番人気に推された実績を考慮すると、低調なローカルの重賞では能力的に一枚も二枚も抜けているハズである。
しかしながら、アドマイヤオーラの
福島テレビオープンの3着は、
落鉄の影響と考えれば度外視することもできるが、
4コーナーで楽勝の手応えながらも
直線で伸びを欠いており、
非常にガッカリな内容であった。
よって、第46回新潟記念においては、
実績を評価しつつも、
取消後で本調子とは思えない
アドマイヤオーラを過信すべきでない
と競馬理論では判断している。
一方、スリーオリオンは、
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<<終わり>>