歌手の和田アキ子(60)が27日(日本時間28日)、米シアトルのセーフコ・フィールドを訪れ、親交の深いマリナーズ・イチロー外野手(36)のプレーを初観戦した。夏休みを利用し、完全プライベートでの陣中見舞いだったが和田は試合前から大興奮。10年連続200本安打という偉業に突き進むイチ流のプレーを満喫した。
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交流を始めてから3年目にしての初の生観戦。きっかけは、今年正月、イチローと食事をした時に交わした約束だった。昨季はメジャー新記録となる9年連続200安打を達成したイチロー。和田は「友達として誇りに思う。でも、友達って言いながら、生の彼の仕事場を見ないでいるのは、すごい嫌だったんです」と明かした。
日ごろからメールや電話で連絡を取り合い、公の場でも「イチロー」、時には「あいつ」とさえ呼べる間柄。しかし、試合前は準備に忙しいイチローに配慮してか、再会は控えた。「レイ・チャールズもそうですけど、自分が尊敬している人の仕事場を見れる。今は大緊張。うれしいですよね」と気持ちを高ぶらせた。
イチローを尊敬する理由は野球選手としてだけではない。「いつも彼に勇気づけられるんです」。禁煙を始めたのもイチローの言葉があったから。「『アッコさんの歌を聴いてどれだけの人が勇気づけられているか。それをあなたは自分から壊してる』って。時々ね、信じられないくらいいい言葉を吐くんですよ、あいつ」。
今回の渡米は完全なプライベート旅行。ロサンゼルスではボイストレーニングも受けたことを明かしたが、デイリースポーツ記者には「デイリーはいつも阪神を1面でやってる新聞でしょ。これも記事にしてくれるの?」と“けん制”することも忘れなかった。
試合後には私服に着替えたイチローの顔を見るなり、大きく手を叩いて再会を喜んだ。サイン入りユニホームをプレゼントされ、さらに大きな笑みをこぼした。記念写真に納まった2人の会話は、その後も途切れることはなかった。