新王者となったアジアン・クーガー(中央)は、ヲロチ(左)、ボディガー(右)と新チームを結成した
「大阪」(28日、大阪府立体育会館第2競技場)
大阪選手権試合は、挑戦者アジアン・クーガーがヲロチ&ボディガーを味方につけ、王者タイガースマスクを撃破。新王者となった。
タイガースとセコンドLOV4人を相手に、5対1の苦しい戦いを強いられたクーガーだったが、意外な所に“密通者”が潜んでいた。クーガーのピンチに、ヲロチがタイガースをボックス攻撃。さらにボディガーが他のLOVを蹴散らしている間に、スカイカナールホールドで勝負を決めた。
新チームの電撃結成をクーガーは「正規軍にいつまでもいても上にはいけない。今回のタイトルマッチがいいタイミングだった」と説明。仲間につけた2人については「あいつら(LOV)がやってるのは“お笑い”と同じ。それがイヤで俺についてきてくれた」とほくそ笑んだ。チームは9・4次期シリーズ開幕戦から本格的に始動する。「3人で結束して大阪プロレスをかき回す」。混沌としてきた大阪のリングに“台風の目”が誕生した。
(2010年8月28日)