両国国技館に監視カメラを設置へ

　日本相撲協会の出羽海事業部長（元関脇・鷲羽山）は２９日、暴力団排除対策として秋場所（９月１２日初日）から両国国技館に監視カメラを設置することを明かした。

　監視カメラは７月の名古屋場所で導入され、今後は年３度の東京場所でも常時稼働させる。台数など詳細について同事業部長は「安物ではいけないし、これから検討していく」と話した。この日、名古屋市内で同事業部長、横綱・白鵬らが名古屋地区の維持員と会議を開き、暴力団関係者が観戦した維持員席問題の再発防止策などを報告した。

　≪３０日に暴力団排除宣言≫放駒理事長は３０日、両国国技館で暴力団排除宣言を行う。協会役員の親方や横綱・白鵬、行司、呼び出し、床山の代表者らも同席させる。放駒理事長は「国民に向かって宣言しなければいけない」と話しており、関係者が壇上に一同に並んで宣言することも検討している。また、協会関係者によれば「暴力団関係者が国技館にいやがらせに来る可能性もある」として会場入り口の警備を徹底する予定。

[ 2010年08月30日 ]