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[21528] 【習作】 題名未定 とある魔術の禁書目録×ジョジョの奇妙な冒険 オリ主転生 とあるの原作知識なし
Name: とあるJ◆2319efa4 E-MAIL ID:c21fb807
Date: 2010/08/28 20:55

・作者はこれが処女作なので至らないところが多々あり、最初は内容が短くなるかもしれませんが更新は遅くとも一か月後には使用と思いますのでよろしくお願いします。

・ジョジョの奇妙な冒険は設定だけを流用しますので原作キャラは一人も出ません。

・スタンドのビジョンは能力発現の最初、または形態変化する時以外でませんので近距離・遠距離・自動操作型としての使い方はしませんのでご了承ください。

・波紋や石仮面関連は……基本出す予定はありませんが、もしかしたら出すかもしれません。

・オリ主を一方通行のような能力者側の方に係わらせる場合はオリキャラを2、3人出す予定です。

・以上の点を見てそれでもいいという方はお目汚しかもしれませんがかんけつをめざしてかいていきますので下記からどうぞ。








 唐突だが俺はどうやら死んだらしい。

 らしい、というのは今現在の視覚内に映る情報は暗闇と光だけでそれ以外は何もないからだ。

 恥ずかしながら最終学歴が高卒で……しかも、赤点ギリギリの所で卒業した俺にはそれ位しか考えられない。

 卒業してからは不況な世の中で就職も出来ずに日々の生活費をバイトで稼ぎながら生活していたのだが、最後に覚えている記憶は幽遊白書の主人公のようにボールを拾おうとした子供が車に轢かれそうになったので助けた。

 その結果、こんな所に居る事を考えれば俺は車に轢かれて死んだのだろう。

 前途ある子供を助ける為に将来性が皆無な俺が死ぬのならばそれはいい事だし、別に命に未練はない。が、後悔はある。

 まぁ、殆ど有り得ない事だとは思うが助かった子供が俺の死に対して何らかの負の感情を抱かないかどうか。そして、俺を生んでくれた親よりも先に死んでしまうという親不孝をした事の二つだ。

 等と考えていたら

「よぉ、生命放棄した馬鹿人間」

 そんな貶す、馬鹿にするなどと要素で構成された声とともに逆光を背にした誰かが目の前に立っていた。

 突如として現われた事に対して俺は特に驚くことはない。何故なら、生前から人が近くに居ても気付かない事が多々あったからだ。

 それよりも逆光を背にしている事から往年の特撮番組のヒーローのモノマネが趣味なヤツが死んだ後の世界?には居るのかと呆れた事の方が心情の九割九分を占めていた。

「えーと、お前の死んだ理由は、と……ハッ、車に轢かれたガキを庇って死ぬだなんて英雄願望でもあんのか?」

 と、目の前で言っているのだが至極どうでもいいので勝手に喋らせて置き、今後の事を考える。

 今後の事――自分がこれからどこに行くのだろうか、という事だ。

 1、天国――無神論者である俺に神様が招いてくれる筈は無いのでコレは除外。

 2、地獄――コレは神様を信じず、高校時代は不良のレッテルを押された俺にはそれなりに似合っていると思う。

 3、仏教でいう輪廻転生……人間、またはそれ以外の何かに転生する――人間であれば幸いだが、それ以外になったとしても人間程には葛藤に苦しむ事もないのでいい。

 4、どこにも行かずこのまま消滅――今後の事をアレコレ思案しなくていいのでそれはそれでいいかもしれない。

 そこまで考え終えた所で、暫く一人で何かを喋っていた誰かが俺が聞いていない事にようやく気付いたのか

「テメェ、人の話は聞けと親や教師に言われなかったのか!?それとも、そんなことすら覚えてられねぇ馬鹿なのか!!」

 怒りを隠そうともせずに罵倒を述べる。が、先程の見下した感じは無くなったので今からはマトモな会話になりそうな予感がするので

「――確かにお前の言う事を全く聞いてなかった。その事に関しては素直に謝るわ……悪かった」

 謝罪を込めた返答を返す。

「ハッ、謝るぐらいなら最初から聞いてろ、この馬鹿が!!
 まぁいい、話は変わるが天国や地獄は満員、輪廻の輪も空席待ちだ。だからよぉ、テメェをこれから別の世界に最強の能力を持たせて転生させてやる。何の世界が良いかを――」

「いや、別に行く気はないから消滅させてくれ。もし、それも出来ないんならここに居させてくれ」

 何か戯言を言い始めたヤツの意見を即座に否定して自分の意見を述べた。後になって何故こんな事を言ったのかと後悔する事になるとは知らずに。

「――即効否定とは気にいった、気にいったぜ」

「そうか、それじゃ――」

「そんなテメェには確実に厄介な体質を持たせて混沌溢れる世界に飛ばしてやる!!」

「ふざけんなぁぁぁぁぁ!!」

 ヤツの何かをしようとしている、という漠然な予感の前に何もできずに光に包まれながら最後に悪態をつくのを最後に意識が途絶える。

「あー、あの世界の時代の人間は強い能力を持って転生させて貰えるなら喜ぶって聞いてたんだがなぁ。
 ま、素直にそんなこと言ったら最弱の能力に生と死の確立が1:9の危険な世界に送り込んでやったんだが……あの世界にあの能力ならヤツの起点次第では5:5の確率で済むだろ」

 暗闇と光しかない空間で死後直後の彼を碌な説明もせずに何処かの世界に送り込んだ天の邪鬼な誰かの姿がそこにはあった。

 彼が送り込まれた世界ははてさて一体何処の世界なのか?

 そして、彼が与えられた能力とは?








 後書き オリ主の能力は歴代ジョジョのラスボスの劣化スタンド能力にする予定ですが、DIOのはしません。
 時を止めるなんてチートすぎて今現在の禁書目録の登場キャラでないと対応できそうにないので……(-_-;)


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