2010年8月10日の伝言
511 :田舎獣医:2010/08/10(火) 04:56:58 ID:yS64BUEC0
おはようございます 「ブログの内容の分析は法的に問題ない」とのコメントがありましたので、
これからもしっかりと分析と評価を続けて行くことにします それにしても今回のブログの内容はひどすぎます
「あの方」は、生命あるイヌを何だと思っているのでしょうか >弾丸君の弱点?が見えて来ました。
>うーと言われる(自分を拒否される)とパニックになる。 >パニックになると、騒ぐ。騒ぐと相手が構える。 >弾丸君に取り相手が犬仲間でも人間でも同じ事見たいです。 エサやオモチャの取り合いで、「ウーッ」とうなられるのは、
「序列が下の個体」が「序列が上の個体」にちょっかいを出そうとした場合です 「パニック」ではありません イヌ属の動物にとって「鉄の掟(おきて)」である、群の秩序を乱そうとした わけですから、騒ぎが起こっても当然のことです この「弾丸君」と名づけられたイヌは、「あの方」の家(=群)に
入れられて、もう2ヶ月経っているそうです 一般的に、群に入れられたばかりのイヌは、離乳前の仔犬を除いて、まず最下位の序列に置かれます
頭が良く正しい飼い主であれば、ここで「新入り」の犬と「一対一」で遊んでやっているところを 他の犬たちにみせつけて、「飼い主(アルファ:序列最上位)と仲が良い」ことを 群全体に知らせて、新入りの犬の序列をある程度まで高めてやります これ以降は、イヌたちが自分たちで序列を決めて行きますが、必須条件として、
「飼い主は誰からも尊敬される絶対的な最高位者(アルファ)である」 という「信頼」を得る必要があります しかしながら、現状の「あの方」は、信頼や尊敬を得られるアルファには程遠い存在です
512 :田舎獣医:2010/08/10(火) 04:58:15 ID:yS64BUEC0
>例えば緑ちゃんの餌を弾丸君が取ろうとして、 >緑ちゃんにうーと言われた場合、弾丸君が悪いのに >相手が喧嘩をふっかけて来たかと受とり対戦しようとします。 >その時、相手に(緑ちゃんに)「うーって言ったらだめよ。怒ら無いで。」と伝えると喧嘩を回避出来るように成りました。 その場のケンカだけは回避できたかもしれませんが、これは序列を無視した行動です
自分の序列を無視されたり、軽く見られたと感じたイヌは、アルファへの忠誠や従属の心を失います >人間の場合は、犬がちょっと苦手な人に弾丸君は
>拒否されたと感じ相手を威嚇する(抗議する)見たいです。 警戒心を持っている相手に対して、同様に警戒心を持って向かうことは、動物として当然の防御本能です
威嚇行動もその中のひとつです >そんな場合は弾丸君に親しく話しかけて貰うと
>弾丸君の機嫌が直ります。 「この人は、飼い主(=アルファ)と親しく話している」という
シーンを見せることが、イヌの警戒心を解消させる最良の方法です 初対面の人が、飼い主とどういう関係なのかわからないままで、 いきなり話しかけられると、イヌは混乱してしまい、予想外の事故が起こる可能性があります >弾丸君の気持ちを理解したので、最悪状態は回避し易く成りました。
困ったことに、「あの方」はイヌの気持ちが全く理解できていません
この先どんな事態が起こるのか、考えようとしただけでもゾッとします >弾丸君、ちょっとスマートになってませんか?
>来た時は余りにも健康優良児過ぎて、 >迫力があり何かの折に制御が効かないと思い >体重を半分ぐらいにしようと思いました。 「制御」が必要だと本当に考えているのでしたら、
今からでも遅くありませんから、きちんとした訓練施設に預けてください 「制御が効かないと思い体重を半分ぐらいにしようと思いました。」
という発想は、 「子供が私の言うことを聞かないから、食事を食べさせなかった 1年ほどで体重が半分にまで減った。そのうち文句も言わなくなり、動かなくなった」 という保護責任者遺棄致死の「虐待」と全く同じものです 513 :田舎獣医:2010/08/10(火) 04:59:16 ID:yS64BUEC0
>足をよく踏まれるのですが非常に痛い。 >爪で人間が怪我をする事もあります。 爪=肢端はどんな動物にとっても弱点です
ですから、イヌも同様に信頼できる相手にしか爪先を触らせません 爪の手入れができていないということは、イヌとヒトとの信頼関係ができていないということです >預かった時から、弾丸君の食事は基本、犬の餌だけです。
>ちょっとは気紛らし程度に他の物を上げる時もありますが。 >人間の食べ物を基本上げないので >最近は人間の食べ物を欲しい!と要求吠えしなく成りました。 >貰えなくても我慢が出来るように成りました。 アルファである人間が食事を済ませた後でなければ、下位序列のイヌたちに
エサをあげてはいけません これは当然のことです しかし「人間の食べ物を基本上げない」と言いながら、ヨーグルトの 食べ残しをあげているのはどういうことなのでしょうか? 「あげた」のではなく、「ゴミ箱からあさった」とでも言うのでしょうか それならば、もっと重大な問題です 乳製品の容器は100%紙製ではありません
(純粋の紙製では、中身が染み出してしまいます) ほんのわずかですが、ポリエチレンがラミネート加工されています このポリエチレンは、イヌの消化管内では分解されないので、 最悪の場合、腸閉塞を起こす危険性があります。 「人間の食べ物(や、食べ残し)をむやみにあげてはいけない」
という決まりごとには、それぞれにちゃんと理由があるのです 514 :田舎獣医:2010/08/10(火) 05:00:19 ID:yS64BUEC0
>唯一吠えるとしたら、緑ちゃんがカリカリを食べている時、 >後で食べれば良いものを「どけ」と言う感じで吠えるんです。 >そんな時は緑ちゃんに「怒らないように」と >言いながら、弾丸君を宥めます。 これもまた、「序列」が混乱している実例です
何よりも、「あの方」が、信頼や尊敬を得られていないことがよく分かります >(または弾丸君にカリカリを別に取って上げます。)
>弾丸君と緑ちゃんに上げた物を弾丸君が奪い取る事がありましたが、その瞬間に弾丸君を言葉できつく叱り >「これは緑ちゃんの!」と何度か教えてからは、 >緑ちゃんの食べ物を奪わなく成りました。 「尊敬されるリーダー」であるアルファは、「きつく叱る」ことや「大声で叱る」ということは絶対にしません
今「食べ物を奪わなくなった」ように見えるのは、隠れて様子をうかがっているからです つまり「あの方」は、「ドロボウ犬」を養成しているということになります >餌をいつでも食べられるように出して置く事で弾丸君の場合、
>「餌、頂戴!」の要求吠えは回避出来ています。 「餌をいつでも食べられるように出して置く事」は、イヌの飼い方として根本的に間違っています
イヌのエサは、いつも決まった時間、決まった場所で決まった量をあげるのが基本中の基本です エサの量は、フードに記載されている量だけをあげてください イヌがすぐに食べ終わったり、まだ欲しがっても決して余計にあげてはいけません せっかくエサを出しても、食べようとしない場合は、さっさと片付けてください イヌは、1〜2日間食べなくても、死ぬようなことはありません それよりも「秩序を保つ」ことのほうが重要です >人間社会で共存して行く為には、
>吠えない為の工夫は必要に成ると思います。 それこそが「秩序」であり、「イヌと飼い主との信頼関係」なのです
こてさきの「工夫」では、見抜かれて逆効果になるだけです 毎日少しずつでも、信頼関係を築いて行くほかありません 515 :田舎獣医:2010/08/10(火) 05:01:29 ID:yS64BUEC0
>まだ、制御し難い事柄は猫に対してです。 >猫に異常に興味があり、見ると異常に興奮します。 >物凄い勢いで追いかけます。 >ですので、いまだに猫と遭遇させる事が出来ません。 >ビーグルの血が入っているそうなので、 >狩猟本能があるからかも知れません。 「興味がある」からネコを追い回すのではありません
ネコは自分よりも序列が低いだろうという考えで 「弱いものいじめ」をしているのです 「血」や「本能」の問題ではありません 「しつけ方」の問題です >「お座り」と言う言葉がやっと頭に入ったようです。
>何かちょっとした物を上げる時は「お座り」をさせます。 >お座りの後に一声吠えようとするのですが、 >間髪要れずに(吠えない間に)物を渡します。 >これを何度も繰り返す事で、「お座り」だけで >(吠えなくても)物が貰えると理解します。 >そうすると、物を強請る要求吠えが >「お座り」だけの大人しい行為に変わります。 イヌに覚えさせるべきコマンド(命令)として、最初に
しつけなければならないものは「おすわり」ではありません また、この方法では、イヌは「おすわり=報酬」とすり込まれてしまいますから 要求吠えはエスカレートする一方です 「要求吠えの対処方法」は、ネットで検索すれば山ほど出てくるのでしょうが
そこから学ぶということができないのでしょうか >そんな弾丸君は良い伴侶犬です。
>だんだん、賢くなってます! >弾丸君の事を生涯愛してくれる >良い飼い主さんが >現れますように! 大切なことですから、箇条書きにしてくり返しておきます ・「あの方」が身勝手な考え方を根本から改めないかぎり、「あの方」は信頼と尊敬を受けるアルファになることはできません ・「あの方」がアルファになることができなければ、そこで飼われている犬たちは「社会化」することができません ・社会化できていない成犬のもらい手が、絶望的なほどに少ないのは当然のことです ・だれからも、どこからももらい手がなかったイヌは、結局「あの方」の家に収監され、「なぶり殺し」にされるのです |
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