26日午後4時45分ごろ、JR原宿駅(東京都渋谷区)で、ホームから小学6年生の男児が山手線の線路に転落した。JR東日本東京支社によると、直後に内回り電車(11両編成)が転落地点を約40メートル通過して停車したが、男児は自分でホーム下の待避スペースに避難し、額のかすり傷などの軽傷だったという。
同支社によると、男児が転落したのはホームの中ほど。係員が無事を確認し、電車を止めるなどして助けたという。男児は「携帯ゲームをしていた」と話したといい、ホームを歩いていてゲームに夢中になり、転落したとみられる。
男児が避難したスペースは高さ約1メートル、幅約20センチ。大人なら電車と接触したおそれがあるという。この影響で、山手、埼京の両線と湘南新宿ライン22本が22〜3分遅れ、約3万人に影響した。(小林誠一)