トヨタ自動車は9月、エコカー補助金の期限切れを前にした駆け込み需要に対応するため、2日間の休日出勤日を設けて増産する。補助金の申請に間に合うよう、前倒しで納車をするためで、休日出勤は7月以来となる。
対象は、ハイブリッド車「プリウス」を生産するトヨタの堤工場(愛知県豊田市)や、「マークX」が好調な元町工場(同)、スポーツ用多目的車(SUV)をつくる田原工場(愛知県田原市)。グループでは、プリウスをつくるトヨタ車体の富士松工場(同刈谷市)や、いなべ工場(三重県いなべ市)も休日出勤する。
9月4日と11日の土曜日に操業する。人気の高いミニバンを製造するいなべ工場では、18日も稼働する。
エコカー補助金は、新車を購入する際、最大25万円が支給される。9月末が期限だが、補助金の予算約5800億円に達した段階で終了する。次世代自動車振興センターによると、補助金は25日時点で残り626億円。1日30億円以上の申請があり、納車が遅れると受給できなくなる恐れがある。
トヨタは10月以降、駆け込み需要の反動で、国内市場が3割ほど縮小する可能性があるとみている。販売会社への販売奨励金支給や、特別仕様車の発売などによって、反動減を最小に抑えたい考えだ。