[PR]
ニュース:政治 RSS feed
隠蔽体質を批判 普天間協議で米側、新型輸送機の説明要求 (2/2ページ)
ただ、開発段階で事故が相次いだオスプレイの配備には、地元・沖縄の抵抗感が強い。ヘリのように垂直に離着陸できる一方、固定翼機として高速で航続距離も長いオスプレイは飛行経路が大回りとなり、従来の説明より住宅に近接した空域を飛ぶことにもなる。
このため、地元の反発を懸念し、日本側は飛行経路の変更を報告書に明記することを拒否した。
これに対し、米側は「いつになったら国民に正確に説明するのか」と強く反発。専門家協議以外のルートでも「政権交代をしても日本側の隠蔽体質は変わらない」と不満を伝えた。
日本政府内にも「配備計画を否定し続けるのは不誠実だ。飛行経路を確定させる段階になれば、日本側も計画を公表せざるを得ない」(政府高官)と先送りを批判する声もある。
日本政府はV字案と滑走路を1本に減らした2案を併記した報告書を沖縄県側に説明した上で31日午後に発表する。