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隠蔽体質を批判 普天間協議で米側、新型輸送機の説明要求 (1/2ページ)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、代替施設に新型の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備を計画する米政府が、計画公表を拒む日本政府の隠蔽(いんぺい)体質を批判していることが29日、分かった。滑走路2本のV字案に関し、日米専門家協議の報告書に飛行経路の変更を明記するよう要求したのもこのためだ。日本側の抵抗により報告書への経路明示は見送られたが、すべてを先送りする姿勢に米側は不信感を強めている。
米海兵隊は老朽化した輸送ヘリをオスプレイに切り替え、平成24年10月から沖縄への配備を計画する。
米側は今月の専門家協議で「以前から配備計画を伝えてきた」と主張し、V字案の飛行経路をオスプレイ運用に沿ったものに変更するよう求めた。自公政権時代から公然の秘密とされながら「正式な通告はない」(防衛省幹部)と計画を否定してきた日本側に決断を迫る狙いがあった。