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2010年03月05日

努力が実るまで2 (2) -バスケットボール編-

テーマ:あすぺさんの生育過程

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私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん092

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前回からの続きです。


バスケ大好き一色に染まったクラスで、私はダントツに下手でした。

ボールを持つとすぐに固まって動けなくなり、あっという間に敵にボールを取られてしまう…

まったく戦力外な子でした。


バスケ好きで、突然、授業が体育に変更になるようなクラスです。毎回、体育のたびにチームを作るのは時間の無駄なので、すぐに試合ができるように、チームが決められていました。そして、ときどきチーム替えが行われました。


そんな、ある日のチームわけのときです…

チームわけ(たしか、くじ引きだったような)が決まった直後に、私と同じチームになった子達が


「あ~ぁ~汗俺らのチーム、もう負けたわ~シラー

「これやったら、まるで4人チームや!

 しーたがおるもんなぁ~!

 試合せんでも負けるのわかってるやん」

(注:バスケットボールは1チーム5人です。)


と口々に大きな声で言い出したのです。


私は、とても悲しかったです。


けれど、自分がバスケが超ヘタクソで、全く戦力にならず、足を引っ張る存在だということは、自分でもわかっていました。泣きそうになりましたが、


「バスケがヘタなんは事実や…

 ヘタクソな自分が悪いねん…

 自分が悪いんやから、悲しくても泣いたらあかん」


と、涙をこらえました。言い返すこともせず、黙って涙をこらえました。


こんな状態でも、担任の先生は、特にその子たちをたしなめるわけでもなく、むしろ「たしかに、そうやなぁ」という表情でした。


私は、小学校の間に4回担任が変わりましたが、いじめに対して、担任の先生が何の役にも立たないことを身にしみて知っていました。ですから、小学校6年生の頃には、こういう先生の態度に対して、"怒り"も"がっかり"すらも感じなくなっていました。


それに、こんなことをいわれるのは、日常茶飯事でしたから…


私は、このときに強烈に感じたことがありました。

「人が嫌がることをしてはいけません」

と、親や先生からずっと教えられてきました。ですから、自分はできるだけそういうことはしないように心がけてきました。けれど、自覚のないままに、そういう態度や発言をしているらしく、よく母から怒られました。


「なんで、あんたは、そんなに思いやりがない子なんや!」


私は、自分は思いやりのないひどい子なんだと思い込んでいました。

けれど、このとき、初めて疑問を感じたのです。


「人の嫌がることをしたらあかんっていうけど、みんなは、私には私が嫌がることしてるやん!思いやりのないことしてるやん!!」


考えてみれば、小学校の1年生からずっといじめの対象にされてきました。


みんな、私の嫌がることをわざとやっているのに、なぜ怒られないのか。


この子達に比べれば、私のしていることなんて、たいしたことではないのに、なぜ、私だけが怒られるのか。


やりきれない気持ちでいっぱいになりました。


けれど…

みんなが口をそろえて「しーたが悪い」といわれ続け、刷り込まれていたために、周りの人間のほうが間違っているという結論さえ出せなかったのです。


「私がバスケができへんから悪いんや…

 私がアホやから悪いんや…

 なんもできへん自分が悪いんや…」


結局、自分が悪いからみんなに嫌われる。だから、いじめられても仕方がないのだ」という結論で納得することしかできませんでした。


こういう風にしか考えることができないのは、とても悲しいことです。けれど、それまでの人生経験からは、そう考えることしかできなかったのです。


しかし、意外なことに、後に、この考えが私をある行動へと突き動かすことになるのです。


次回に続きますひらめき電球


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コメント

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1 ■初コメです☆

「自分がいやがることを
人にはしちゃいけない!!!」
私もこれモットーにしてます(o^-')b

大切なことですよね(*^ー^)ノ

次回が気になります( ´艸`)

2 ■納得

うちの子供が最近言ってる事と同じです。
凄く勉強になります。
子供も運動が苦手で先日もそういう場面を目撃したところです。ちょっと切なくなりました。

3 ■初コメントです♬

私もバスケなどの球技が苦手でした。
バスケなどはパスが回ってこないからなんとか凌げましたけど、バレーボールは相手から標的にされたものです~。
私の場合、確実にこの学童期に性格が曲がりましたね。(爆w

あ、初のコメントなのに、ごめんなさい。(笑
とても共感できるものがあったのでコメントしたのですが、次回の話の展開に期待しています♬

4 ■続きが気になります

私も全くと言っていいほど、同じ経験、考え方をしていたので、次回の展開が気になります。

今、姫に「人の嫌がることはしてはいけない」と言い続けています。
保育園ではきっちり守るのですが、家では傍若無人な振る舞いがあるので・・・。
「保育園でも家でも同じ!」も言い聞かせてるところです。

5 ■共感

自分を過小評価して いつしか大事にされない事が 当たり前に感じてました。嫌がられるのが普通なんだと納得してました。あの頃反撃する知能はなかった…悔やまれます。あの経験 成人しても 払拭されず 深い跡になりまだ苦しめてくれます。

6 ■球技は基本的に

"逃げるスポーツ"でした。いつも後方の守備位置で守ってるフリをし,ボールと一緒に闘志満々の一団が近づいてきたら,道を譲る(笑)。もちろん得点ゴールした事ありません…ってゆーか,できると思わないから,しようとしてなかったし
ソフトボールは恐怖度が高い球技でした。あんな,体に当たったらメッチャ痛い球を何で高速でワシに向かって投げつけてくるかなぁ…てなもんです。打順が来るとほかに逃げ場はないし,守備についても打球がまた投球より高速で向かってきたりして=3
体育がない大人になって今は幸せだーっ!!(≧ノ0≦)ノ

7 ■担任教師は役に立たなかった。

>いじめに対して、担任の先生が何の役にも立たないことを身にしみて知っていました。

私の場合もそうでした。
まぁったく役に立たなかったです。学校の先生。
それどころか逆に怒られる…理不尽過ぎて学校であった事を、家で話す事も止めてしまいました。
…だって家が『唯一の逃避場所』なのに、どうして嫌な事(学校であった事)を、また反芻して親に話さなければならないのか―――と。

もう『失望』を通り越してました。

それで、この漫画の続きはどうなるんでしょうか?
どうバスケ苦手を克服したのか―――
気になります、ホントに。

でも無理はしないで下さいね。

8 ■辛いことを辛いと言えない

そうなんですよね。

「自分が悪いからいじめられるのだから、親や教師に言っても無駄」

と私もずっと思いこんでいましたよ。

それこそ、大人になった今でも、その癖はなかなか治らず…
ようやく最近になって少しづつ自分の素の感情を吐き出せるようになったところです。

あまりにも成長が遅すぎ?(苦笑)。

ちなみに、私がこのぐらいの時はサッカー熱がすごかったです
(その時の状況はこのバスケのお話しと全く一緒なので…以下略)

高橋陽一先生に罪はないですが、『キャプテン翼』がはやってましたからね~って、年齢がばればれ…?(汗)。

9 ■運動音痴です

私も運動音痴です(>_<)

そんなこと言われたら辛いなぁ・・・

言い返す言葉もないわ・・・

今やったら(おばはんになった今なら)

それやったらやりたい奴だけでやれ!!って

言えるけどな・・・(T_T)

10 ■ ひきつけますね~

(1)を読んだ時に、これは(2)で 久々にコメントを入れれそうかなって思っていたのですが・・・・

ひきつけますね~。

こらえきれずにコメントを入れてしまっているだけの意味のないコメントでしーた (o^-')b

11 ■無題

分かる…気がする!
息子が今バスケで、同じ状況を経験してます。
みんな苦手な事もあるし、
息子のがすごいところもあるのに、
偉そうに残酷だなと思います。

多数派の人って、
よく連帯感もって人を責めるけど、
少数派の人は共感してくれる人がいないから言い返せなくて我慢する事が多いと思います。

その割に、
少数はから見ると
「理不尽」
な事って多くないですか?

がんばってルールを守ったのに周りから
「あれは、社交辞令にきまってるでしょう?本気にしたの?」
って笑われたり、

冗談いってると思って聞き流したら
「そこは押さえなきゃ駄目でしょう、みんなやってるよ。暗黙の了解でしょう?」
としかられたり。

息子見てて、そう思います。

うわ、論点ずれまくりですね。
バスケでもそうだと思うんです。
バスケは駄目かもしれないけど、アスペさんがすごくちゃんとできてる部分もあるはずですよね。

普通の人のそういった「要領の良さ」や「いい加減さ」に迷惑かけられてる事だってあるかもしれないのに、そういう部分は分かってもらえない事が多いような気がして、
悔しくなっちゃいました。

勝手に感情移入してますが、アスペの気持ちを代弁して行ってください。
これからも、ブログ応援してます!

12 ■おはようございます。

 絵がとっても素敵ですね、というか大好きです。
 それとずいぶん辛い思いをされてきたのですね。また続きを読ませてください。

13 ■ペタありがとうございました♪

私もバスケは嫌な思い出の塊でしかありません。ボールが向かってくるのが怖くて、球技は大嫌いでした。しかし、小学4~6年で地域のバスケチームに全員強制で入らなきゃいけないことに…。

パスは受けられないので、常にボール奪ってパスかシュート。自然とファールが多くなってしまってたのですが、6年生になる頃には164cmあったので、能力劣ってるのに、ジャンプボールやゴール周りの守り用に常にスタメン…。

嫌な毎日が続いた3年間、その最後の日…学区のトーナメント戦。
いつも通りシュートの分だけファールぎりぎりかファールプレイが続き、決勝戦終盤で同点に。そこでファールしてしまったんです。で相手の点は見事入ってタイムアウト…。

問題はそのあとです。負けたけど、思い入れの少ない私はやっと解放された感でいっぱい。用意されてたお茶を飲んで一息ついてたら、

「ただでかいだけで、まじ役たたない~」
「あそこでファールとかありえない」
「てか、紺のせいで負けたのに、普通にお茶飲んでるし」
「よくあんだけミスして座ってられるよね」

全部、他メンバーが1mくらい離れたとこで大声で名指しで。

そして、コーチの一言
「まあみんなああ言ってるし、とりあえずそこ立って。いつまでものうのうと休んでないで」

試合終わってすぐみんなに謝ったのに…
能力把握した上でスタメン選んだのコーチなのに…
3年間一度でも試合出たいって言ったことないし、むしろ下手だから出たくないっていい続けたのに…

やっぱり、やっぱり私が悪いの?今回も私が悪いの?

それ以来、球技はトラウマでした。

障害と診断されてから、臨機応変が苦手、物との距離感が苦手、人の感情読むのが苦手、等バスケ向きではない特性を知れて、今日ブログ読ませていただいて、20年弱経ってやっと、「あのときの私は悪くなかったんだ」って思えました。

長くなりましたが、これからも覗かせてください♪

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