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あなたがあなたであるために


自閉症の才能開発


◎日本ユニセフ協会◎ 私はアスペルガー症候群でしーた♪-ユニセフ子供の権利条約

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2010年03月08日

努力が実るまで2 (3) -バスケットボール編-

テーマ:あすぺさんの生育過程

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私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん093

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努力が実るまで2 (1) -バスケットボール編-

努力が実るまで2 (2) -バスケットボール編-

前回からの続きです。


バスケ大好き一色のクラスで、ダントツにバスケがヘタクソな私は、同じチームになった子供達から、ひどいことを言われても黙って我慢するしかありませんでした。


そんなある日の朝礼で、先生からこんな連絡がありました。


「学校対抗バスケットボールの大会があるので、毎日、放課後にバスケットボールの練習をすることになった。希望者は、今日の放課後に体育館に集まるように」


ところが、私は、この話の最初のほうを聞き逃して(…というか、よくわからなかったので)、

「なんかよくわからんけど、毎日、放課後にバスケの練習するんやな。」

と思ったのです。今思えば、自分の興味のある部分だけにフォーカスして聞くところは発達障害ならではの特徴ですね。


実は、この話を聞いた直後は、

「ふーん。バスケ嫌いやし、関係ないわ。」

と思ったのです。


けれど、先日のチームメイトからの言葉を思い出しました。

あんなにも、みんなから"迷惑な存在"だと思われていたことは、とてもショックでした。


いじめられるのは、自分がヘタだから悪い…

みんなに迷惑をかけないように…

せめて、みんなの迷惑にならない程度にバスケができるようにならなければ…


「人よりたくさん練習したら、

 普通の子ぐらいにはなれるかなぁ…」


そう思ったのです。


自分の運動神経を考えれば、どんなに練習しても、"人よりうまくなる"ということはないとわかっていました。でも、バスケの練習に参加していない"普通の子"ぐらいには、なれるんじゃないか…そうすれば、みんなに迷惑をかけないですむ。少し哀しい気もしますが、そんな動機でした。


この頃ちょうど、5年生でソフトボールで人よりもたくさん努力をすることで、レギュラーになることができました。つまり、人よりもたくさん練習することで、うまくなれるという成功体験を得た頃だったのです。

(参考:『努力が実るまで -ソフトボール編-』 ←クリック)


だから、バスケットボールも"人よりもたくさん練習すれば、普通の子ぐらいにはなれるんじゃないか…"そう考えたのです。


つまり、

1つの成功体験が、

次への行動につながったのです。


そして、私は一大決心をしました。

「バスケの練習して、みんなに追いつくんや!」


完全な自由参加の練習。いままでなら、おそらく逃げていたでしょう。

皮肉にも、いじめられたことが、私にこの一大決心させたのです。


もしも、いじめられていなかったら、勇気をふりしぼってまで、大嫌いなバスケに挑戦しようとは思わなかったでしょう。人生というのは、不思議なものです。まさに"塞翁が馬"です。

今回の件で注目すべきなのは、ソフトボールのように、親に無理やり行かされたわけではないということです。友達に誘われたわけでも、先生に薦められたわけでもありません。


私が、自分自身で、"挑戦する"と決めたのです。


この頃の私は、発達障害の特性から、新しいことや変化は嫌う傾向がとても強くありました。"全く未知の環境"に飛び込むということは、私にとっては恐怖でした。

ですから、「どんな子があつまって、どんなふうに練習するのかよくわからない放課後のバスケの練習」に参加するということは、私にとっては、大きな恐怖を克服しなくてはならない、とてつもなく大変な決心だったのです。


それでも、「いくぞっ!」と心を決め、どきどきしながら放課後を待ちました。


そして、放課後…

なんとか勇気をしぼり出して体育館まで行きました。いろんな子がすでに体育館の中に集まっています。入る勇気が出ずに、しばらく入り口で、ウロウロ…ウロウロ…していました。

同じクラスの子もたくさにましたが、私と交流のある子はいませんでした。やはり、怖くなってきました。


「どうしよう…やっぱり、やめようかな…」


けれど、

「いや、自分で決めたんや!怖くない!入ったらええねん!」

と、自分の中にある勇気をあるったけ搾り出して、こっそりと端っこのほうで目立たないように座りました。(勇気を振り絞っても、"こっそりはしっこ"なんですよね…汗)


こうして、私は、自分の中のありったけの勇気を振り絞って、なんとかバスケット練習への参加にたどり着いたのでした。


次回からは、とうとう、あすぺさんのバスケットボールへの果敢(?)なチャレンジが始まります!お楽しみに!


勇気をふり絞って

一大決心をしたあすぺさんに

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コメント

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1 ■パチパチ(スタンディングオベィション)

勇気のふり絞り方が尋常でなかったのが身に浸みて分かります。
もし私だったら,先生の話の初めの方を聞き逃したところで,自分には大事な事じゃないとパスした(子供の私も同じリアクションをする事がよくありました!)か,放課後に練習場まで行っても知らない子がたくさんいる事に怖じけづき,「今日は用事がある」と普段は言いもいない理由を持ち出して帰った事でしょう
先生の話をちゃんと聞けたにしても,試合で活躍できないのは分かってたし,どうせ試合中は隅でコソコソするだけだから,結局練習には参加しなかったと思います
私も新しい環境や普段と違う行事の日が苦手でした(&です)。そのくせ同じ毎日が続くと飽きてしまう…どうしたいねんっ!!と言えば,何もしないでジッとしていても生活できたら言う事ないんですがねぇ 莫大な財産があれば100パ引き篭りますよ

2 ■無題

ponさんと同じく…

えらい!
自分から「挑戦しよう!」と思ったことに、拍手です☆

3 ■すっげ~~

マジすっげ~~です!!

逃げるなぁ・・・私なら・・・(^_^;)

尊敬です!!

4 ■勇気

ひとつの成功体験が、次の成功体験に繋がる。
とても良い正の連鎖ですよね(^∇^)

私の場合は始めに負の連鎖が始まったので、
努力するきっかけを失ってしまいました(^▽^;)

果敢な挑戦、大事なのは勇気ですね♪

5 ■アスペルガーと自閉の違い

アスペルガーは認知の方向性の違いで、
1つの事に夢中になると他の物が
すべて見えなくなる自閉症とは別物です。
自閉を伴うアスペルガー症例も存在します。

差別的発言で恐縮ですが
アスペルガーは、ヘンな解釈をする。
自閉症は、約束を守らない。

こういう傾向が見られます。
特徴を理解して、温かく見守って
あげるのが大切ですね。

6 ■ちはるさんへ

医学的には、アスペルガー症候群も
自閉症スペクトラム障害の1つです。

ちはるさんの周囲におられる方に
そうした傾向を見出された、ということですね。

私の周囲に、アスペルガーでも約束を守らないひともいますし、もっというならば、定型発達の方も約束を守らない方もたくさんおられます。
(仕事上でも、たくさん出会いました。)

「○○だから××」というステレオタイプ的な
グルーピングは、自閉症スペクトラムに限らず、
実際には、単なる偏見を生む一助となると
私自身は、考えています。

特に、自閉症スペクトラム障害は、
それぞれの人が持つ能力の凸凹のあり方によって
不適応行動も才能のあるところも、全く異なります。

簡単に「○○だから××」というグルーピングができないため、"症候群"、"スペクトラム"という
表現が使われているわけです。

なによりも、「約束を守らない」のは
定型の方にもたくさんおられます。
仕事上で、お客様との約束を守らず
トラブルを起こす人が非常に多い。

「自閉症=約束を守らない」というのは
単なる偏見であると感じます。

「特性を理解して暖かく見守る」というのは
「約束を破られても、そういう人だから仕方がない」とあきらめることではありません。

実際に、ちはるさんは身近におられる自閉症の人で、
「約束を守らない」という経験をされたのだと思います。

「特徴を理解して」ということであれば、
「約束を守れない」と断罪する前に
その原因を考えるということが大切だと感じます。

なぜなら、約束を守れないのは、「約束の内容が理解できていない」、あるいは、「約束であるという認識がない」という可能性もあります。

こうした場合に、「きちんと相手が理解できる方法で説明をする」、というのが、「特性を理解して見守る」ということだと、私は考えています。

7 ■しーたさん、はじめまして。

どうも、大変遅くなりまして申し訳ありません。
今回は挨拶だけで失礼する事をお許し下さい。
それでわ~(^^)v 至らぬ点ばかりですが、宜しければまたお越し下さい。ペタありがとうございました。
オイラは、親達の介護などを26歳から36歳ちょいまでやってましたが、その介護の疲れともいうのか?強迫性神経症で6年少し治療を続けてます。
アスペルガー症候群って名前は知ってましたが当事者のしーたさんに会えて光栄です。
詳しい事解らず何と言っていいのか解らないんですが、オイラ、めぇたんも考える事が出来なくなった時期があります。今は自営業の社長?代表なんで
いろんな事について考えて決断していくわけですが
自分の意見だけでは殆ど決めてませんね。
よく言えば合議制、簡単に言えば弟がいるんでsドノ意見をくんでの答えを決めます。
長々失礼しました。改めてまた来てくれると嬉しいです。でわ~^^

8 ■私だったら当日『ズル休み』です(←完全『逃げ』モード)。

>発達障害の特性から、新しいことや変化は嫌う傾向がとても強くありました。

子供の頃から『変化』を嫌う傾向は、確かにありました。…変な所で『応用が利かない』です。

そういえば、昨日、発達障害かどうかを判定するための「資料」として、小学校~高校までの通知表(←これらはすぐに見つかりました)、そして(私は、コレが一番大事じゃないかと思っていた)保育所時代の「おたより帳」を必死になって探していました。

必死で探したおかげか(?)「おたより帳」が見つかって、ぱらっと捲って、そこに書いてある保母さんのコメントを読んでみたら…、

「どう見てもアスペルガー、及びADHDの状態じゃないか!子供の頃のあたしっ!?∑(゚Д゚)」

―――ってコメントのオンパレードでした。

…よく捨てなかったなぁ(呆)。

あ、今週検査(←児童専門のカウンセラーが行う)で、来週は担当医が両親から話を聞くそうです。
……結果がどうなるのか解りませんが。

9 ■無題

ペタありがとうございましたっ^^!

10 ■スゴイですね

スポーツに挑戦すること自体、尊敬します。
自分だったら、放課後に残って練習なんかしたくない。

バスケだと手首の関節が弱いせいなのか、
フリースローがゴールに届いたことがない。
頑張ってやってるのにできない。

努力を実らせた、しーたさんはスゴイです( ̄∀ ̄*)

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