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【衝撃事件の核心】脱税で逃亡3年8カ月 SMの儲け隠した「女王様」 業界では“カリスマ” (3/5ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
風俗業界に詳しい編集者によると、「平成7年に東京・五反田のSMクラブ経営者と店長が従業員の兄弟に殺害され、現金を奪われた上、店を乗っ取られた事件がありました。事件ではSMクラブ経営者の優雅な暮らしぶりがクローズアップされ、ワイドショーを大いに騒がせた。彼女は当時、30代初め。『SMクラブはもうかる』と経営者への道に本格的に進んだようです」
別の風俗業界関係者はこうも話す。「顧客には有名人も結構おり、故人となった大物政治家も一時常連でした」
関係者によると、稲垣被告は独立してから、卓抜した経営センスを遺憾なく発揮していたといい、次のように話す。
「自らが女王様であるのに、マゾ専門のSMクラブをオープンさせるなど、顧客のニーズに合わせた経営が上手だった」
経営は順調で、店舗も次々に増やしていった。
裁判所での共同経営者の証言によると、毎月数千万円の利益を折半。これらの所得の99%は申告していなかったため、2人の懐は潤沢だったという。
ただ実際にグループを切り盛りしていたのは共同経営者で、稲垣被告は出資金を出し、アドバイスなどはしていたものの積極的に経営にかかわっていたのは当初だけだった。年下の共同経営者の男性を勧誘したのが実態のようだ。