努力が実るまで2 (4) -バスケットボール編-
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・【補足】努力が実るまで2 -バスケットボール編- について
・努力が実るまで2 (1) -バスケットボール編-
さて、前回、私は一大決心をしてバスケットボールの練習に参加することにしました。
学校の代表チームの練習ですから、参加しているのは、ほとんどがバスケットボールが好きで、腕に覚えがある運動神経抜群の猛者(?)ばかりです。
その中に、運動オンチで極端に体が弱くて体力も持久力もない私が、練習についていけるはずがありません。
バスケは、基本的に、ずーっと走っているスポーツです。ですから、基礎練習は、走ることばかり。まずは、ウォーミングアップに、コートを何週か走り、ダッシュでコートを何往復もします。走るのがおそく、持久力も俊敏性のかけらもない私は、それだけで、ぼろぼろになりました。息は完全にあがってしまってゼイゼイ…目の前はくらくら…ふらふらまったく、みんなについていけません。
朦朧としながらもとにかく走りました。
1日目が終わった時点で、
「こんなん、絶対ムリや…ついていかれへん」
と思いました。
慣れない激しい運動でボロボロになった体を引きずるようにして、家に帰りました。家が学校から近かったのが幸いでした。そうでなければ、途中で倒れていたかもしれません
家に帰って、考えました。
「ついていかれへん…やめたほうがええんちゃうか…」
けれど、自分がみんなの迷惑になっていることを考えると
「あかん!決めたんや!がんばるんや!」
やはり、"自分自身で決めたこと"というのは強いですね。
他人に無理やりやらされることであれば、何かと理由をつけてやめようとします。けれど、自分で決めたことですから、そうはいきません。
そうして、筋肉痛でボロボロの体を引きずって、練習に通い続けました。
正直なことをいうと、みんなの視線はものすごく冷たかったです。
「なんで、あんな子が練習に来てるん?」
そんな空気をひしひしと感じました
完全に「場違い」この上ない感じでした。
けれど、今回も、指導者に恵まれました。
学校代表のバスケの指導を担当したS先生は、こんなにヘタクソで、箸にも棒にもかからないような私に対しても、ほかの子と同じように接してくれました。動きがまずければ、きちんと指導の言葉をかけてくれました。
その言葉の中には、"あきらめのモードの雰囲気"は入っていませんでした。普通の子と同じように、よくない部分を見つけると、冷静に指摘し指導してくれました。それが、私にとっては、ものすごくうれしいことでした。もし、私の担任の先生のように、あきらめモードの態度で接されていたら、もしかしたら途中でやめていたかもしれません。
この先生は、赴任してきて間もない先生でした。
実は、もっと後になってわかったのですが、前の学校でもバスケットボールチームを指導して、大阪府下でもトップレベルのチームを作り上げたということでした。
ですから、(この後の記事にも、ときどき出てくると思いますが)とにかく、S先生は、練習に参加している全ての子供に、細かな気遣いをしてくださいました。S先生は、ヘタな子を決して邪険に扱うことはありませんでした。
やはり、トップレベルのチームを作り上げるには、単に才能のある子を選手にして、しごいて技術を磨くだけではダメなのですね。私は、この先生から、そういうことを学びました。
「私がもしも先生になることがあったら、絶対にダメな子にも平等に指導するようになろう」
と、子供心に固く決心したのを覚えています。
この想いは、後に、塾の講師になったときに活かされました
ほんとうに、どんなに辛い経験も、無駄になるものはひとつもない。むしろ、辛い経験のほうが、後の人生に大きく役立っているように感じます。
なぜなら、弱者への気遣いができるようになるからです。
人の上に立って人をまとめる場合、こうした"弱者への気遣い"ができなければ、絶対にうまくいきません。
強者だけで物事ができると考えるのは、
ただの思い上がりなのです。
弱者として辛い目にあった人は,
そのことを身をもって知っている…
それこそが、人生では強味になるのです。
さて、このように、幸いにもよき指導者のもとで、バスケットボールの練習をできることになりました。とはいっても、練習に参加している子供達は、よい子ばかりとはかぎりません。
やはり、ここでも…
次回へ続きます。
ボロボロになりながらも
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1 ■無題
ブログ村の「自閉症自育児」のボタンが押せませんよ!
自分も、小5の時に始めた陸上部がきっかけで、
早く走れるようになりました!!
今は、全然ダメですけど・・・。(笑)
何事も挑戦とおもいっきりが大切ですよね!
では~