しーた
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あなたがあなたであるために


自閉症の才能開発


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2010年03月10日

努力が実るまで2 (4) -バスケットボール編-

テーマ:あすぺさんの生育過程

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私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん094

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【補足】努力が実るまで2 -バスケットボール編- について
努力が実るまで2 (1) -バスケットボール編-

努力が実るまで2 (2) -バスケットボール編-

努力が実るまで2 (3) -バスケットボール編-



さて、前回、私は一大決心をしてバスケットボールの練習に参加することにしました。


学校の代表チームの練習ですから、参加しているのは、ほとんどがバスケットボールが好きで、腕に覚えがある運動神経抜群の猛者(?)ばかりです。


その中に、運動オンチで極端に体が弱くて体力も持久力もないドクロ私が、練習についていけるはずがありません。


バスケは、基本的に、ずーっと走っているスポーツです。ですから、基礎練習は、走ることばかり。まずは、ウォーミングアップに、コートを何週か走り、ダッシュでコートを何往復もします。走るのがおそく、持久力も俊敏性のかけらもない私は、それだけで、ぼろぼろになりました。息は完全にあがってしまってゼイゼイ…目の前はくらくら…ふらふらショック!まったく、みんなについていけません。


朦朧としながらもとにかく走りました。


1日目が終わった時点で、

「こんなん、絶対ムリや…ついていかれへん叫び

と思いました。


慣れない激しい運動でボロボロになった体を引きずるようにして、家に帰りました。家が学校から近かったのが幸いでした。そうでなければ、途中で倒れていたかもしれませんガーン


家に帰って、考えました。

「ついていかれへん…やめたほうがええんちゃうか…ガーン


けれど、自分がみんなの迷惑になっていることを考えると

「あかん!決めたんや!がんばるんや!」


やはり、"自分自身で決めたこと"というのは強いですね。

他人に無理やりやらされることであれば、何かと理由をつけてやめようとします。けれど、自分で決めたことですから、そうはいきません。


そうして、筋肉痛でボロボロの体を引きずって、練習に通い続けました。


正直なことをいうと、みんなの視線はものすごく冷たかったです。

「なんで、あんな子が練習に来てるん?」

そんな空気をひしひしと感じましたしょぼん

完全に「場違い」この上ない感じでした。

けれど、今回も、指導者に恵まれました。


学校代表のバスケの指導を担当したS先生は、こんなにヘタクソで、箸にも棒にもかからないような私に対しても、ほかの子と同じように接してくれました。動きがまずければ、きちんと指導の言葉をかけてくれました。


その言葉の中には、"あきらめのモードの雰囲気"は入っていませんでした。普通の子と同じように、よくない部分を見つけると、冷静に指摘し指導してくれました。それが、私にとっては、ものすごくうれしいことでした。もし、私の担任の先生のように、あきらめモードの態度で接されていたら、もしかしたら途中でやめていたかもしれません。


この先生は、赴任してきて間もない先生でした。

実は、もっと後になってわかったのですが、前の学校でもバスケットボールチームを指導して、大阪府下でもトップレベルのチームを作り上げたということでした。


ですから、(この後の記事にも、ときどき出てくると思いますが)とにかく、S先生は、練習に参加している全ての子供に、細かな気遣いをしてくださいました。S先生は、ヘタな子を決して邪険に扱うことはありませんでした。


やはり、トップレベルのチームを作り上げるには、単に才能のある子を選手にして、しごいて技術を磨くだけではダメなのですね。私は、この先生から、そういうことを学びました。

「私がもしも先生になることがあったら、絶対にダメな子にも平等に指導するようになろう」

と、子供心に固く決心したのを覚えています。


この想いは、後に、塾の講師になったときに活かされましたチョキ

ほんとうに、どんなに辛い経験も、無駄になるものはひとつもない。むしろ、辛い経験のほうが、後の人生に大きく役立っているように感じます。


なぜなら、弱者への気遣いができるようになるからです。


人の上に立って人をまとめる場合、こうした"弱者への気遣い"ができなければ、絶対にうまくいきません。


強者だけで物事ができると考えるのは、

ただの思い上がりなのです。


弱者として辛い目にあった人は,

そのことを身をもって知っている…

それこそが、人生では強味になるのです。


さて、このように、幸いにもよき指導者のもとで、バスケットボールの練習をできることになりました。とはいっても、練習に参加している子供達は、よい子ばかりとはかぎりません。



やはり、ここでも…しょぼん




次回へ続きます。



ボロボロになりながらも

食い下がるあすぺさんに

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コメント

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1 ■無題

ブログ村の「自閉症自育児」のボタンが押せませんよ!

自分も、小5の時に始めた陸上部がきっかけで、
早く走れるようになりました!!
今は、全然ダメですけど・・・。(笑)
何事も挑戦とおもいっきりが大切ですよね!

では~

2 ■運動

私はいい指導者に恵まれず、運動はダメダメなまま、学生時代が終わってしまいました。
しーたさんはとてもいい出会いがあったんですね♪

3 ■パソコンオタクさんへ

>ブログ村の「自閉症自育児」のボタンが押せませんよ!

ぬぉっ!本当だっ!
…(がさがさ、ごそごそ)
なおりました~♪

ありがとうございましたm(_ _)m

4 ■続きが気になる!

うちの娘が球技大会で「バスケット」を希望したらしいんだけど
人数が多くてドッチボールになったんだって~
「最悪~~」って言ってたけど(^◇^)
いやいやバスケもたいがいだと思うけど・・・
しーたさんのブログ読んでるから
バスケ希望だったのかしら・・・・(^_^;)

5 ■弱者の強み

しーたさんの言う弱者の強み
とてもよく分かります~

私は
小学生の時にいじめにあったりしていて
自分に自信がもてなかったです(><)
なので、あまり人に対して
嫌な事を言ったり、
自分の価値観を押し付けたり
相手の気持ちになって接していたら
大人になってから
友人がかなり増えました(^^)
イジメの経験がなかったら
自分の価値観を押し付ける大人になっていたと
思います
つらい経験もプラスですね

6 ■無題

>人の上に立って人をまとめる場合、こうした"弱者への気遣い"ができなければ、絶対にうまくいきません。
強者だけで物事ができると考えるのは、
ただの思い上がりなのです。
弱者として辛い目にあった人は,
そのことを身をもって知っている…


この件は健常の人にも、共通して言えることだと思います。

『辛い思い』は、しないと解らないです。
コレはこの漫画に関係ないし、あくまで『個人的な意見』ですが、

学校の教師とお医者さんは、そういう『他人の痛みや辛さが解らない』人間になって欲しくない!!

って思います。――今までの人生経験から。

7 ■前向き、素敵です

自分も今、人生にはムダがないということを、
しっかりと感じ取ろうとしながら生きてます。
しーたさんの、ブログへの強い使命感を
感じました☆

8 ■無題

始めまして。いつも楽しみにしてます。
このブログがきっかけで、アスペ自己診断したら閾値越えてました~どうなのかしら。

わたしは、非常に運動音痴なんですが、でもすごく真剣にバスケを授業でやっていたのですが、体育教官に無茶苦茶怒られた記憶があります~。
おまえは真剣じゃない!手を抜いてるって(^_^;)
いくら説明してもわかってもらえなくって、さすがに悔し泣きしたな~。
その泣いたってことも、こっちが悔しくて泣いてるんじゃなくて、怒られて泣いてるって思われさらに怒られたっけな~。

バスケのエピソードで、ついつい自分の記憶がよみがえって、コメントさせてもらってしまいました。

自分のことを長々とすいませんでした!

続きを楽しみにしています~。

9 ■今回は…

前回のソフト編は息子と姿が重なり、今回のバスケ編は、私と重なります…。

私は仕事柄、こどもと接する時間も多いのですが、明らかに、「自分を叱咤激励」して参加している子にも会います。

どの子も、痛々しいぐらいに頑張っているので、目が離せません。
が、なにより気になるのが、
「この子にとって、私の接し方は合っているのか」
ということです。
常に反省し、常に模索する日々なので、しーたさんの今回のお話は、すごく参考になります。

10 ■はじめまして

しーたさん、はじめましていつも読ませてもらってます!
私も運動下手のアスペなのですが、小学校高学年から中学生にかけて半強制的にスポーツ部に入れられバスケットをしていました。(某マンガの影響と帰宅部という選択は中学ではできなかった・・・)
今回のテーマで昔を思い出しました。万年補欠だっだけど、最後の試合でコーチの先生から記念に!?試合に出させてもらうチャンスがあったのですが、どうしてもコートに入ったら動けない自分を想像して拒否してしまいました(>_<)
でもあの選択は間違っていないと思います。しーたさんはすごい!

11 ■すみません…

携帯電話からです。
4コマ漫画が拡大されません…。

12 ■はじめまして

3/9にこちらのブログを知り、最初っから全部読ませていただきました。(先ほど読み終わったところです^^)
なんとなくしか知らない事でしたが、基本的な事がいっぱい解りました。
私はこちらで言う所の、定型さんだと思います。
しーたさんの体験や考えは、想像以上のものでした。
私の周りにはあすぺさんはいないようですが(もしくは公表していない)、解っていたら回避できる事って沢山ありますよね。
これからも可愛いあすぺさんの漫画と、ちょっと難しいけれど私が気付けない世界を知って行きたいと思います。
しーたさんペースの更新、楽しみにしてますね。

13 ■約束

先日は丁寧なお返事ありがとうございました。
「約束を守らない」

貴方は専門的医学知識をお持ちでしょうから
ご存知と思いますが、

約束事があるのに、たまたま通学路に
おばあさんが荷物を持って居歩いていたから
手伝っていた。
先の約束を忘れて、目先の事だけにとらわれる。

当然彼は学校で叱られましたが、彼にとっては
善意で行なったことで叱られる・・・落ち込む。
どのように認知するかは大切です。


また「平等に接する」のいかがなものでしょうか。
傷害に限らず得て不得手は誰にも存在します。

バスケだって、ずっと走っているだけの
競技ではありません。体力を判断し、
うまく選手を変えながら部員たちの
体力を把握して状況判断するのが監督です。
補欠要因のモチベーションアップのために
一時的に起用するのも、1つのアイデアと
思いますが・・・

アスペルガーの生徒さん、
「○○先生がお風呂入るの見たい。」と
どう対処すればいいでしょうね♪

14 ■>ちはるさんへ

あなたのコメントを読むと
非常に悲しい気分になります。

よいことをしたなら誉めればいい。
「目先のことに捕われる」
…ということに
捕われることのほうが問題に思います。

「お風呂に入るのを見たい。」
なんて、いくらでも子供はいいますよ。
いや、子供でなくても
大人のセクハラ上司も言いますね(笑)

「あんたに見せるなんて100年早いわ~」
ぐらいのジョークで返せないものでしょうかね。

小学生の子供、中学生の思春期の男の子
扱いにくい年頃の子供たちの発言には、
私は、ぎゃふんと言わせるような、
切り返しを考えますよ。

子供たちとの交流は、
それも楽しみの1つだったりします。

15 ■理盆さんへ

ご連絡ありがとうございました!!

遅くなりましたが、
拡大できるように修正しましたm(_ _)m

記事を書いたときにタグが消えちゃったのが
原因みたいでした。

昨日は小さくしか見れなったと思うので、
ぜひ、拡大して読んでくださいね。

16 ■ 難しいですねぇ・・・

この記事にはコメントしたくて温めていたのですが、断念です (ノ_・。)

わずかな字数でコメントするには難しいです。

でも、とにかく「素晴らしい」の一言はコメントできます。

ありがとう ♪

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