努力が実るまで2 (7) -バスケットボール編-
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前回からの続きです。
放課後のバスケットボールの練習では、チーム分けをしてから、あっという間にD~Fチームのほとんどの子がやめてしまいました。人数が減ったので、結局、試合出場対象外の子はDチームにまとめられました。
みんながやめていったのは、
「試合に出られへんねんやったら、意味ないやん。」
そういう理由だったようです。
私は、元から試合に出ることが目的ではありませんでした。少しでも多く練習して、みんなに迷惑をかけないレベルになる、というのが目的でしたから、周りの子がやめても、なんとも思いませんでした。
私が遊んでいた友達は、運動が得意ではない子が多かったので、初めから練習に参加していませんでした。その友達から、
「試合出られへんのにあほくさいやん!しんどいのに、さっさとやめたらええのに。」
「さっさとやめて、遊んだほうがええやん!」
と、やめることを勧められました。
けれど、私の決心は固かったのです。
「やめへん。ちゃんと練習して、普通の子ぐらいまでうまくなるねん。試合とか関係ないねん。」
きっぱりと言い切りました。
その友達の内の1人は、小学校3年生から同じクラスでしたので、私の運動オンチがハンパではないことをよく知っていました。
「はぁ~。あんた、ほんまに頑固やなぁ。そやけど、えらいわ…。それやったら、しっかりがんばりや!」
と、半ば呆れながらも、励ましてくれました。
実は、前回の男の子時も、今回の友達のときもそうだったのですが、どうして、みんながそんなに"えらい"といってくれるのかわからなかったのです。私が、バスケにチャレンジするというのは、傍から見ると、私自身が感じていたよりも、もっと大変なことだったのかもしれません。
そう。
「苦手克服」なんていう甘いものではなく、傍から見ると、まさに「ドンキホーテ」に見えていたのかもしれませんね。
確かに、練習での私はドンキホーテでした。
けれど、私は真剣そのものでした。
ただ、ただ、
「何がなんでもやるんじゃーーーーーーっ」
それだけだった気がします。
厳しい練習についていくだけでも精一杯でした。
けれど、「かっこ悪い」という気持ちを捨てた私は、強かった。髪を振り乱して、なりふり構わず、真夏の暑さで汗でぼとぼと、ふらふらになりながらも必死で練習にしがみついていきました。練習は一日も休みませんでした。
どんなに苦しくて、倒れそうでも
「笑われたってええねん!
ぜったいにうまくなるんや!」
と、心の中で叫びながらチカラを振り絞りました。
ほんとうに…
なぜ、どこからあんなパワーがでてきたのか…
ど根性の一言に尽きます。
初めて自分で苦手を克服すると決めたこと。
だから、絶対にやり遂げるんだと。
ただ、それだけだったように思います。
もしかしたら、
発達障害の"頑固さ"がパワーの源になった例なのかもしれませんね。
こうして、ど根性だけで練習を乗り切る日々が続きました。
そんな、ある日、
とうとうあすぺさんにチャンスが訪れました
次回に続きます。
ドンキホーテのように笑われても
ひたすらド根性のあすぺさんに
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合言葉は、『がんばれあすぺさん!』
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1 ■自分で決めたこと
だからこそ、そこまで頑張ることが出来たんでしょうね。
幼いしーた♪ちゃんの頑張りには脱帽です。
その経験はきっと今のしーた♪さんの一部になっているのでしょうね。