努力が実るまで2 (8) -バスケットボール編-
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前回からの続きです。
とにかく、運動オンチ・極端な虚弱体質・持久力ゼロという運動三重苦だった私。初めの数ヶ月は、ただ、体力の限界を越えて走り回るだけで精一杯でした。
そんな状態でも、やはり、回数を重ねると少しはうまくなりました。体育以外でバスケを練習していない子と同じぐらいのレベルにはなれました。
そう、ここまで努力して、やっと人並みなんですね。
しかも、やはり、敵が寄ってくると怖いというのは変わりませんでした…
とはいえ、クラスの体育の時間のバスケットボールでは、いじめられることはなくなりました。
クラスのバスケの同じチームに、運動神経抜群の男の子がいました。この子は、生まれながらにスポーツマン!という感じで、浅黒い肌に歯並びのいい真っ白な歯を見せてニカッと笑うんです。正義感も強く、とてもいい子でした。(後に体育大学に進んで、体育の先生になったと噂で聞きました。まさに、ぴったり!という感じです。)
その子が、ある日、こういいました。
「しーた!俺が囲まれたら頼むぜ!
バスケの練習の成果見せようぜ!」
ほんとに、うれしかったですね。
その子は、放課後のバスケ練習の男子チームに参加していたので、私ががんばっていることを知っていました。だから、そう言って勇気付けてくれたのでしょうね。
あの、逃げ回ってばかりだったバスケで「囲まれたら頼むぜ!」なんて言ってもらえるなんて!!クラスのバスケの時間がとても楽しくなりました。時間があれば、バスケばっかりやってるクラスですから、かなりの時間が"苦痛"から"楽しみに"変えることができました。
クラスのほうではそのような感じでした。
一方、放課後のバスケの練習では…
ある日、Cチームの1人が辞めました。
つまり、1人空きができたのです。
S先生は、Dチームのメンバーを見つめて、少し考えました。
「しーた。今日からCチームに入れ。」
補欠です!!!!
試合対象外だった私が、補欠に入れたのです!!
正直なことを言うと、Dチームの子は、実力的に差がなかったと思います。
ただ、1つ違っていたのは…
私は休まずに練習に行っていました。
私以外の子は、練習を休みがちでした。
実は、この少し前から、Cチームの子が休むと、Dチームから一時的に補充して練習をしていました。私は練習を休まなかったので、補充員としてCチームで練習することも多かったのです。
そういう意味では、一番適任だったともいえますね。
S先生が少し考えたときの表情を覚えているのですが、
「実力的に同じなら、
まじめに練習に来ている子を優先しよう」
そんな、雰囲気を感じました。
とにかく、Cチームに入ることになりました。
試合対象外…いや、それどころか練習に参加することが"場違い"なほどヘタクソだった私が…補欠になれたんです。それからは、さらに練習に気合が入り始めました。
初めの数ヶ月は、とにかく、みんなのスピードについて、ただ、ただ、走るだけで精一杯でした。ちょうどこの頃には、私に人並みの体力がついてきたのです。
バスケットボールに限らず、スポーツはなんでもそうですが、ただやみくもに動けばいいというものではありません。ある一定以上のレベルになるためには、「頭を使う」ことが、重要になってきます。
Cチームに入る頃には、人並みの体力がついたことで、走りながら「考える」余裕がでてきたのです!
ふふ。鋭い方は、もうお分かりですね
次回、あすぺさんはどんな成長を見せるのでしょうか。
お楽しみに!
運動オンチだったあすぺさんが
とうとう補欠に昇格!!
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合言葉は、『がんばれあすぺさん!』
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1 ■頑張ってる子を見逃さない、いい先生ですね。
努力をすることは大切ですね。
それは、小さい子に限らず、大人の中でもありますよ。
私は、人一倍アップアップしながらじゃないと 人並みにやれないのです。