努力が実るまで2 (11) -バスケットボール編-
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前回からの続きです。
大会で快挙を成し遂げた私の小学校のバスケットチーム。
学校の前項朝礼でも報告され、補欠とは言え、チームの一員としてとてもうれしかったです。
そして、翌日、S先生からある発表がありました。
「数ヵ月後に、もっと大きな大会がある。それに出場しようと思う。このまま練習を続ければ、いいところまでいけると思う。がんばろう。」
先日の大会は、同じ市内の小学校の大会でした。
次に狙う大会は、同じ府下の小学校の大会でした。
大会は冬でした。(たしか1月だったと思います。)
ですから、中学受験を控えている子が、受験のために抜けました。
Bチームに1人の空きができたのです!
実は、Cチームには、以前Bチームから降格された子がいました。ですから、その子がBチームへ戻るのだろうな…と思いました。
すると、S先生は、迷わず私を指名しました。
「しーた。今日からBチームだ。」
ええええええ?!私が?!
つまり…Bチーム=レギュラーですっ
実は、Cチームで知恵を使ってプレーをし始めてから、練習中にS先生によく誉められるようになったのです。
私が知恵を使ってプレーをし始めた当初は、
「しーた…おまえ、いつもいい位置にいるなぁ…(うーむ)」
と、S先生はちょっと不思議そうに考え込む感じでした。
初めは、偶然だと思ったのでしょうね。
けれど、回を重ねるごとに、S先生も確信を持ったのでしょう。
「(こいつ…、考えてプレーしてるな…)」
試合形式の練習中に"ピッ"と笛が鳴って、その場でストップさせられると、私は、毎回いい位置にいるようになり、先生も手放しで誉めてくれるようになりました。
多くの子供達が、"感覚"で動いている中で、"知恵を使って"動いている私は、先生から観ると期待できると感じたのかもしれません。
レギュラーですから、試合の勝敗に関係します。
ですから、前回のような、"休まずきているから"というお情けではありません。S先生は、勝敗についてはシビアでしたから…。ですから、今回の昇格は、実力だったのです。
もう、うれしい!うれしい!それだけでした。
しかし、意外だったのが、バスケチームの周りの子の反応でした。
Bチーム昇格が伝えられた瞬間、
「しーた!よかったなぁ!!」
「しーた!がんばったなぁ!!」
「ほんまに、ようがんばったなぁ!!」
「すごいわ!努力したよなぁ!!」
みんなが、口々に私の昇格を祝ってくれたのです。
同じチームだったCチームの子だけでなく、いままでほとんど話をしたこともないAチームの子もBチームの子も、みんなに囲まれてわいわいがやがやと祝福の言葉をもらいました。
S先生も傍で見ながらにこにこしていました。
とっても驚きました…
こんな経験は初めてでした。
私ががんばっていることを、みんなが見て応援していてくれたんだ!ということを知って、ほんとうにうれしかったです。
みんな、普段は言葉に出さなかったけれど、"場違いなほどにヘタクソ"だった私が、半べそ描きながらがんばって、少しずつ少しずつ積み上げている姿をずっと見て、気持ちが変わったのですね。
やっと、私の努力がみんなに認めてもらえた!!
それまでの人生の中で、
最高の喜びの瞬間でした!!
こうして、みんなに努力を認められ、実力をつけて、Bチーム・レギュラーになることができました。
そして、Bチームとして練習が始まりました。
ところが、大きな問題が…
次回に続きます。
なんと!レギュラー獲得!
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1 ■まるで…
映画かドラマみたいな展開ですねぇ すごいわ~ それだけに次の話を読むのがコワイような…