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2010年04月04日

努力が実るまで2 -あとがき-

テーマ:あすぺさんの生育過程

さて、今回の連載「努力が実るまで2 -バスケットボール編-」を振り返ります。


全話まとめ読みリンクはコチラ↓(※追記4/4)

【人気記事リンク】努力が実るまで2 -バスケットボール編-




最終的には、ぬか喜びのレギュラー落ちという辛い結末でした。

一般的に考えれば、アンハッピーエンドです。


私自身も、この連載を描き始めるまで、この最後の「レギュラー落ち」が、あまりにも衝撃的で強烈に記憶に残っていたため、ずっと残酷なアンハッピーエンドの経験だったと思っていました。


しかし、今回、こうして初めから順を追って思い出していくと、アンハッピーエンドではなかったんですね。


もともとの目的「普通の子レベルになる」は達成できて、クラスでの体育の時間のいじめはなくなった。


なによりも、驚異的な努力によって、それを見た周りの子供達の気持ちを変えることができた。いじめられるばかりで、どうしようもなく卑屈でいじけていた私が、周りの子供達に励まされて、どんどんと変わっていけたのです


この経験がなかったら、その後の人生は違っていて、今の私はなかったと思います。


ずっと、「自分は何をしてもダメ。みんな私のこと嫌ってる。しかたないよ…」と、いじけたままだったでしょう。


ですから、みなさんの周りのあすぺちゃんが、何かのチャレンジで失敗して大きくへこんでしまうことがあるかもしれません。そんなときは、慌てずに、そのチャレンジの途中で得られたたくさんのよかったことに目を向けて、それを自覚できるように、励ましてあげてください。


私は、このことに気付くのに、27年もかかってしまったのですから…



さて、実はこの後、私は中学でバスケットボール部に入部しました。

私の得意なソフトボール部も水泳部も中学にはなかったので…

何よりも、私の中ではこのレギュラー落ちのリベンジの気持ちが強かったのです。


しかし、この頃の私はまだまだ甘かった。

なぜなら、「周囲を観察して」「知恵を働かせる」ことを意識的にはできなかったのです。このころの私が、ソフトボールと水泳(※)の成功体験から、得た成功への足がかりは「長くやっていれば、そのうちにコツがつかめて上手くなる」という程度の認識だったのです。

(※実は、水泳でも同じような経験がありました。また、後日、水泳編をお送りします。たぶん…)


その程度の認識で臨んだ上に、特に指導者にも恵まれなかったため、まったく開眼することもなく、結局、中学3年間はダラダラと惰性で続け、補欠のまま終わりました。


いま考えると、中学へ入ったときに新たなものに挑戦して、自分に合うものを見つけるという行動をとったほうがよかったんじゃないか…そう思います。


けれど、一度入った部活を辞めることも、私にはできませんでした。それは、母から「一度、始めたことをすぐにやめることは悪いこと」と教えられてきたからでした。


けれど、今になって思うのです。

いろいろなことに挑戦して、自分に合うものを見つける。

自分に合わないと感じるものは"切り捨てていく"。

そういう判断力を養うこと大切だと思うのです。


もちろん、何事も腰をすえてやってみなければ、わからないこともたくさんあります。


要は、どちらかに固執するのではなく、自分の人生をできるだけよく生きていくために必要なものを見つける。そのために、あるときは粘ってがんばる。あるときは、さっさと見切りをつける。そんなバランス感覚を身に付けることが、一番大切なのだと感じます。


人は、たくさんのことをすべて完璧にこなすことはできません。

特に発達障害のある人なら、なおさらです。

中学レベルであれば、全教科オール5なんてことも可能かもしれません。けれど、それはあくまでも、"学校のテスト"という狭い限られた範囲でのこと。


できるだけ早い段階で、自分の得意を自覚して力を注げるようにすることが、発達障害をもつ人が、無用な自己否定感に犯されることなく、精神的に自立して生きていける道ではないかと感じています。


とはいっても、中学でバスケットボールを続けて、悪いことばかりではありませんでした。このバスケットボールの練習で友達になった子供達と、中学でもバスケットボール部で一緒になり、友達関係が続きました。それによって、中学時代を楽しめたり、いろいろな場面で助けられることがありました。



今、こうして"人生の一部"として振り返ると、小学校時代の私の最大のチャレンジは、結末こそ辛かったものの、その過程では、いいことのほうがたくさんあって、その後の私の人生をよい方向へと大きく変化させたすばらしい経験だったのです。


あまりにも、最後の結末が辛くて悲しすぎたために、たくさんあった"いい事"を忘れてしまっていたんですね。


みなさんの辛かった思い出の中にも、

忘れてしまっている"いい事"が埋もれているかもしれませんねラブラブ



私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん104_2



<おまけ>

私のバスケのレギュラー落ちのときの運の悪さは、

今でも我が家の思い出話ででてきます。


母「ほんま、あんたって、運悪かったよなぁ~」

私「漫画とかドラマでこんな展開やったら、"それはないやろ~!"って、ツッコミ入れるで。ありえへん展開やったわ…汗

母「ほんまやで…汗いつか、漫画にしたらおもろいかもなー(笑)」


そういって笑ってたんですが、ほんとに漫画にしてしまいした汗


事実は小説より奇なり。


私の人生、良くも悪くも、こんなできごとがたくさんあります。

きっと、そのうち記事にしますので、おたのしみに音譜


----

というわけで…

さすがに、1ヶ月の辛い思い出の連載は疲れました汗

今週は、ブログをお休みさせていただきます。

(気が向いたら、漫画なしの記事を書くかもしれませんが…)


また来週、お会いしましょう音譜


1ヶ月の連載終了で

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コメント

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1 ■おつかれさまでした(^o^)丿

中学でもバスケ部って!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
すごすぎる!!!
そうとう精神的に強いよ!!
本人はわかってないかもしれないけど・・・

そうそう、時と場合によるっていうのが
難しいよね・・・
継続は力なりってこともあるし
石の上にも3年ってこともあるし
なので見切りをつけたり辞めることが難しい。。。
でも早くやめておけば・・・ってこともある・・・
(^_^;)そのへんの見分けは難しい・・・

どっちも気持ちの持ちようってこともあるだろうけど・・・
けどだ。。。
気持ちだけではどうにもならんこともある・・・
そんな時は思い切って方向転換もありだよな!
と思う私です(^◇^)

2 ■お疲れ様でした。

出来ないところの練習を頑張れるって、すごい力だと思います。
私は、いろんなことから、逃げてました。
うちの娘はどうかな。
頑張れる力を付けていって欲しいです。
特に、人間関係面で。

3 ■面白い記事 ありがとうございます。

自分が何かを会得したいと思ったとき
”チャレンジ”をすることが
大事なんですね。

チャレンジしなければ、
失敗や、損をすることはない。
でも、得れるものも何もない。

大失敗をするとチャレンジしたことを
悔やんだりします。

「こんなことなら、やらなきゃよかった」
「もう、二度とこんな思いをしたくない」

どうしても失ったこと、損したことを
見てしまいますが
でも、絶対何か、得てるものはあるんですよね。

少なくとも、失敗した経験を次に生かせる。


”虎穴に入らずんば、虎子を得ず”

虎穴を、見つけたら、出会ったら
悪いこともあるかもしれないけど
そこから得れるものを
見つけれるようになりたい思いました。

4 ■お疲れ様でした

凄く参考になりました。本当にありがとうございます。辛い体験の中にある素敵な体験・・・確かにその通りですよね。素敵な体験はダイヤモンドみたいなもの。探して磨いてあげたいですね。明日から、私のクラブの子ども達のダイヤモンド見つけたいです。

5 ■無題

いろんなことに気づかされました。

衝撃的なマイナスな思い出にいい思い出いっぱい埋まってる気がしてきました。

しーたさんの行動、ご本人だけでなく、いじめから励ましへと態度が変化していった子たちの人生にも大きな影響与えてると思います。

連載お疲れさまでした。

また次回楽しみにしてます(*^^*)

6 ■いつも

ペタありがとうございます(^-^)/
そろそろブログ復活しようかと思います

7 ■しーたさん。

どうもこんばんわ。お久しぶりです。

アスペルガー症候群って調べましたよ。タダ説明的なものが何気ってのが本音で申し訳ないです。
また、オイラの所にこうして来てくれてありがとうです。
何なりと話聴きますよ~あっいい加減に言ってる訳じゃないんでよろしくです。何の力にもなれないかもですが、申し訳ないです。

それでわ~(^-^)/ またねぇ~☆ よろしくね!

8 ■お疲れ様でした!

バスケ編、楽しませてもらいました~
毎回、おお~!と思いながら読んでました。

バランス感覚を身につけること、そして得意を自覚して力を注ぐこと・・・
子どもにも私にも必要な事だなあと思います。

自己否定感との戦いは簡単には終わらないけど、しーたさんのような気持ちを持ちながら頑張っていきたいなあ♪
今回も前向きな素敵な記事、ありがとうございました(^O^)/

9 ■お疲れさまです

ニュートラルなインターバルを十分に取ってリフレッシュ&リセットを

本当に読み甲斐のある連載でした。自分が今より若くて未熟だった頃にアスペという自覚をもって読む事ができていれば…と悔やまれますが、土台ムリな話は措いておいて、現在と将来をどうよりよく生きていけるかを考えるしかありませんね

10 ■無題

本当にお疲れ様でした。
最初から最後まで、感動しっぱなしでした。自分の心でモヤモヤしているけど、上手く言葉化できなかったものを、しーたさんが代弁してくれたような…読み終えてかなりすっとした気持ちです。
うまくコメント書けませんが、これからもブログ楽しみにしています(o^∀^o)

11 ■読ませていただきました

なんていうか、勝ち負けでいうと、勝利なんですよね。何かを自分に与えてくれた。気付かせてくれた。スポーツの勝ち負けじゃないですからね。最近、私はこの事を教わりました。だから、過去にダメだったなぁ…って思ってたことが、ちゃんと今の自分に反映されて修正されてるんですよね。過去ばかり振り返るのは良くない事だと思います。ただ、今の自分はその過去があるからなんですよね。過去を受け入れ今に活かす。そんな感じで今ギリギリの所で生きてます。

12 ■ご無沙汰しています。

何らかのリアクションがあると思い
少し静観していました。

女性教師の入浴症例に関しては
全く理解できていないご様子ですね。
障害は障害であって変態でありません。

生徒が覗き込みたがった理由は
「太った先生がお風呂に入ると
 水かさがどれだけ増えるのかが見たかった」
だけなのです。

このように、日常生活では「尋常でない」
と思う事を理解してあげる姿勢が必要だと
私は思いますが、ここの管理人さんは
違うようですね。まことに遺憾です。
他にも多くの症例がありますが
挙げるまでも無いでしょう。

精神障害を持つ人への偏見が
少しでも少なくなる事を願っています。
そのアプローチもここでは不要でしょう。

ネットと言うものは恐ろしいもので、
学術的に認められていない
個人の「感想文」を真に受ける人が多い。
これだけは発信者も読者も注意が必要です。

13 ■ちはるさんへ

なんだか、「ごく当たり前」の事を、得々として語っておられますね。。。

しかも、何を勘違いしておられるのか、
まるで私がネット上で洗脳でもしているかのような騒ぎようですね。

私は、当事者の立場で、自分の経験を披露しているだけです。このブログを読んでいる方は、みなさん周知の事実です。

あと、私が一番初めに指摘したのは、ちはるさんの思考の背景にある「差別意識」です。
そのことについては、棚に上げおられるようで、誠に遺憾です。

さらに、言うならば
学術的であるか・ないか
理解している・していない
この対応が正解・不正解

こうした2択的な硬直した思考傾向にも問題があると、私は感じます。

もっと、はっきりとした例が、ちはるさんのコメントの書きかたです。

特定のコメントへの返信コメントを、あちこちに書き散らかすという、配慮のなさです。

このブログはコメント欄を全て読んでいる人がたくさんいます。
一般常識から言っても、このような特定のコメントに対する返信は、そのコメントと同じ場所に書くものです。
なによりも、"他の読む人への配慮"があれば、自然にそういう行動になります。

こうした、「ほんの些細な配慮」の積み重ねが、発達障害の人にとって、本当に必要な支援なのです。

けれど、そのような配慮すらできない。
それが、ちはるさんの支援者としての資質を物語っていると感じます。

無自覚に差別意識を持った人が、「我こそはTHE支援者!」と叫んでいる人が
現実に仕事をしているということのほうが、恐ろしいと感じます。

非常に残念ですが、ちはるさんとは平行線を辿るだけのですので、今後は、コメントをいただいても返信はいたしませんので、ご了承ください。

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