問題解決の能力とは?(2)
昨日の続きなので、今日は漫画はありません。
ごめんなさい。
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さて、昨日からの続きです。
昨日の漫画では、サルのような芸当をした幼き頃の私ですが、この行動をよく考えると、知能検査の結果に現れているのです。
実は、私の知能検査の中で飛びぬけてよかったのが、「組合せ」の項目なのです。
この項目は単独ではIQが出ないのですが、年齢群評価点が出ます。それが、他の項目に比べて高かったのです。
この項目は、「推論と問題解決」の能力に関係するのだそうです。
今、持っているものを組み合わせてなんらかの意味を見出したり、組み合わせて問題を解決するということなのです。
私は普段から、何か困ったことがあっても、「今、自分がもっているもの」を寄せ集めて組み合わせて解決しようとする傾向があります。
「○○がないから、△△ができない」
というのではなく、
「○○がないから、××で代用しよう」
「○○がなくても、ちょっとひねれば、△△とはちがうけれど、いいものができる」
という発想をすることが好きなのです。
とても日常的なことであれば、冷蔵庫にある余り物で料理を作るのが得意です。
仕事でも、周りが「ムリ」というものでも、使えるツールを駆使して、お客さんの要望を満たすものを作り出すのが、楽しくて仕方がありません。
そして、この発想が、発達障害を克服することに非常に役立っているのです。
発達障害の短所を発達障害が故の発想力で克服する。うまくできていますね。
なぜなら、発達障害の短所を克服する方法のほとんどが、
「今、自分が持っている得意な能力を寄せ集めて、うまく組み合わせて、普通以上のことをやってしまえ!」
という方法なのですね。
これが、「○○がないから、△△できない」という発想しかできなければ、生まれつき持っていない能力の場合には、絶対に手に入れることができませんから、「私はもうだめだー」という結論に行き着いてしまうのです。
けれど、ほとんどの事柄は、最終的な目的を達成する経路はたくさんあるのです。その経路のうちのいくつかは、自分の持つ能力を寄せ集めて組み合わせることでできるのです。
しかし、通常は、定型発達の人が一番やりやすい方法を最初に提示され、それ以外の経路(方法)がないように思い込まされてしまいます。
それが、間違いなのです。
最終的な目的を達成する経路はたくさんあるのです。そして、その経路のいくつかは、自分の苦手な能力を回避して、自分の得意な能力を組み合わせることでできるものなのです。
しかし、これは、本人が意識してしなければ見つけることができません。普通の人が使わない獣道だからです。けれど、獣道は、場合によっては、人道よりもはるかに早く目的地につける場合もあります。
その道を通れるのは、限られた能力を持つ人だけなのです。(たとえば、身の軽い忍者とか!)
「道がない」のではなく、「道が隠れている」だけなのです。
その道を見つけるのは、自分自身なのです。
今、「道がない」と感じて嘆いているあすぺさん。
嘆くのをやめて、まず自分自身のあるだけの能力をかき集めてください。
そして、自分の得意な部分を利用するようにいろいろな工夫をしてみてください。
細くて見つけにくいかもしれないけれど、
普通の人は通らないかもしれないけれど、
あなたが歩きやすい道が必ずあります。
それでも、道がないと感じたら…?
最後に、私の口癖を紹介しましょう。
「道がなければ、
自分で道をつくったらええやん!」
このぐらいの勢いで行きましょう!
そうすれば、獣道ぐらい、すぐに見つかりますよ
新しいあすぺさんの道をつくるために
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1 ■しーた先生!
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