元プロレスラーで新日本プロレス顧問の山本小鉄さんが28日午前6時42分、低酸素性脳症のため亡くなった。68歳。
山本さんは昭和16年生まれ、横浜市出身。横浜商高卒業後、サラリーマン生活を経て38年に日本プロレスに入門し、同年7月に北沢幹之戦でデビューした。その後、アメリカに遠征し星野勘太郎とのタッグチーム「ヤマハブラザーズ」として活躍。46年の新日本プロレス旗揚げに参加し、54年には星野とのコンビでIWA世界タッグ王座を獲得した。55年に引退。
引退後もレフェリー、コーチ、解説者として新日本プロレスに関わり、特に厳しい指導ぶりは「鬼軍曹」と呼ばれ若手レスラーたちに恐れられた。多くのレスラーをスター選手に育て上げた手腕は高く評価されており、教え子からも慕われていた。またタレントとして多くのバラエティ番組やCMなどに出演した。