(cache) 3900億円の財源確保が課題 教職員6万人増計画 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 3900億円の財源確保が課題 教職員6万人増計画

     川端達夫文部科学相は27日、2011年度から8年間の新たな教職員定数改善計画を発表した。公立小中学校できめ細かな指導をするため、1クラス当たりの児童・生徒の上限を現在の40人から30年ぶりに見直し30~35人に段階的に引き下げ、少人数化などに対応するため教職員の数を約6万人純増させることが中心だ。

     文科省は、実現には国と地方合わせて計約3900億円の負担が必要との試算も提示、厳しい財政難の中で財源確保が最大の課題となる。川端氏は記者会見で「教育の向上のため政府を挙げて取り組むべき重要な政策。計画の実現に全力を尽くしたい」と意欲を示した。

     新計画では、第1段階として11年度からの6年間で学級の上限を40人から35人まで引き下げ、第2段階は17年度からの2年間で小学1、2年に限り上限を30人に減らす。実現には教職員約2万人の純増が必要で、人件費は約1200億円と見込まれる。

      【共同通信】