小６の弟殺害容疑で１７歳逮捕　愛知県警

　愛知県岩倉市の民家で、この家に住む小学６年の男子児童（１１）が血まみれの状態で見つかり、死亡した事件で、愛知県警江南署は２８日、殺人容疑で、知的障害がある特別支援学校高等部２年の兄（１７）を逮捕した。

　同署によると、兄は当初「けんかをして刺した」と話していたが、逮捕時には「覚えていない」と供述している。

　逮捕容疑は２８日午前８時半から９時半の間に、自宅２階の居間で弟の胸や腹を刺し、殺害したとしている。出血性ショック死だった。

　同署によると、男児は後頭部と顔、胸、腹に深い刺し傷があり、出血がひどかった。男児のそばにはさみが落ちており、血の付いた包丁が室内の流し台の引き出しから見つかった。

　同署と地元消防によると、２階居間で男児が血を流し倒れているのを祖父が発見。そばで衣服に血の付いた兄がテレビの前に座っていた。