2010年 8月 28日
香川県知事選挙 最後の訴え
任期満了に伴う香川県知事選挙の投票が29日行われるのを前に、各候補者は最後の訴えを続けています。各候補者は大票田となる高松市などを中心に選挙カーで住宅街などを回り、支持を訴えています。真鍋知事の引退に伴い12年ぶりに新人同士の争いとなる今回の知事選では財政再建や雇用対策などが争点となっています。香川県知事選挙の投票は29日、県内465カ所で行われ即日開票されます。

香川県知事選 期日前投票は前回の2倍
香川県知事選挙で27日までに期日前投票をした人の数がまとまりました。県全体では前回の知事選の約2倍となっています。香川県選挙管理委員会によりますと、27日までに期日前投票をした人は4万2796人で、4年前の2・06倍となりました。しかし投票者の数は、先月の参議院議員選挙の半数程度となっています。香川県知事選の投票率は前回が35・83パーセントと低迷していて、県選管では一人でも多くの有権者に投票に行ってほしいと話しています。期日前投票は県内35カ所で行われ、一部を除き28日午後8時までとなっています。

海保ヘリ墜落事故 直前の写真公開
香川県多度津町沖で海上保安庁のヘリコプターが墜落し5人が死亡した事故で、墜落直前にヘリコプターから撮影したとみられる写真が見つかりました。第6管区海上保安本部によりますと、事故現場周辺の捜索の際乗員が使っていたデジタルカメラが見つかり、46枚の写真のデータが残っていたということです。ヘリコプターは事故の9分前、高見島で廃船の調査を行うと無線で連絡していて、その直後に撮影された写真には廃船とみられる船が写っていました。また、廃船調査の前に司法修習生に見せるために行ったデモ飛行の時の写真も残っていました。6管では29日写真に写っていた現場を調べ、廃船が実際にあったことを確認しました。

きなちゃんを救う会 岡大病院に募金寄付へ
重い心臓病のため海外での移植手術を希望し、今年6月に亡くなった倉敷市の小比賀姫那ちゃんを救う会は、集まった募金の一部を岡山大学病院に寄付することを決めました。小比賀姫那ちゃんは重い心臓病のためアメリカでの移植を目指していましたが、今年6月に容体が急変し1歳で亡くなりました。「きなちゃんを救う会」では手術のために集まった募金約1億800万円のうち、移植を待つ患者への寄付などを除く6000万円から7000万円を岡大病院に寄付する事になりました。岡大病院が移植医療を実施していることから決まったもので、寄付金は移植手術などで遠方から訪れる患者や家族のために計画されている宿泊施設の建設に役立てられるということです。姫那ちゃんの父親の裕也さんは「募金の多くは岡山の人から頂いているので岡山で役立てて欲しい」と話しています。

飲酒運転一斉取り締まりで7人を検挙
岡山県警は27日から28日朝にかけて飲酒運転の取り締まりを行い、7人を検挙しました。このうち岡山市中区の県道では警察官13人がアルコール検知器などを使って、車の運転手が飲酒をしていないか確認していきました。岡山県警のまとめによりますと、県内37か所で取り締まりを行った結果、7人が酒気帯び運転の疑いで検挙されました。岡山県内では先月28日倉敷市で、飲酒運転による自損事故が発生し車を運転していた男性が死亡しています。岡山県警では今後も取り締まりを実施し、飲酒運転の撲滅に取り組んでいくということです。