ここから本文エリア 初入所50代男性/自立更生センター2010年08月19日 ●「財産犯」で初服役 刑務所の仮釈放者が就職活動などをする「福島自立更生促進センター」(福島市)について、運営する福島保護観察所は18日、関東地方の刑務所に服役していた50歳代の男性が入所したと発表した。成人を対象とした同様の国立施設の利用開始は、北九州市の「北九州自立更生促進センター」に次ぎ全国2例目。 同保護観察所によると、この男性は窃盗や詐欺などが該当する「財産犯」の罪を犯し今回が初の服役。刑期は3〜4年の間で来年2月が満期という。県内出身か県内で働いた経験があり、出所後は県内に住むことを希望していた。 同保護観察所が入所させないとしていた、子どもへの犯罪を行った者▽依存性の進んだ覚せい剤事犯者▽暴力団関係者▽性犯罪者――のいずれにも該当しないという。今後1年間は同時期に9人を超えない範囲で入所が続く。 記者会見した同保護観察所の井坂巧所長は、入所者がトラブルを起こした時の公表基準について明言は避けたが、再犯と飲酒などで仮釈放が取り消しになった場合は「公表しなければいけないと思う」と述べた。その上で「入所者の事故なく円滑に社会復帰できるよう万全の策をとりたい」と話した。
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