白鵬が賜杯復活歓迎「いただきたい」

小学生の力士たちに囲まれ笑顔を見せる横綱・白鵬

　日本相撲協会が大相撲秋場所（９月１２日初日・両国国技館）で、天皇賜杯や外部からの表彰などを含め、通常通りに開催する方針を示した件に関し、横綱・白鵬（２５）＝宮城野＝が歓迎の意思を示した。２８日、埼玉県草加市内の小学校での相撲大会後、報道陣に「（賜杯授受で）今場所は笑顔で終わりたい」と話し、４場所連続優勝へ意気込みを見せた。

　無敵の横綱は「（賜杯復活は）当然と言えば当然。２場所ぶりに（賜杯を）いただきたい」と上機嫌。７月の名古屋場所では賜杯なき優勝に悔し涙を流しただけに“吉報”には思いはひとしおのようだ。

　一連の不祥事が先場所に影響したことには「決して忘れてはいけないが、引きずるのは良くない」と一定のけじめは付いたとの認識を示した。また、秋場所後の１０月上旬に立浪部屋の力士らとベトナムを訪問する計画があることを明かした。