メンバーだった赤西仁(26)が脱退した新生・KAT‐TUNが27日、世界ツアーの最終公演地となる台湾・台北アリーナでコンサートを行った。赤西脱退発表後、初めてこの件に触れた他のメンバーは「あいつはあいつで頑張って、お互い成功できれば」と新たな門出を宣言。しかし、公演の後半、上田竜也(26)が高さ3メートルのセットから飛び降りた際、左足親指を脱臼するというハプニングがあった。公演後半は4人で演じた。
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コンサートの後半だった。上田のソロが終わり、再び5人全員で舞台に飛び出すはずだったが、現れたのは4人。
亀梨和也(24)が「4人しかいないですよね」と上田が病院に運ばれたことをファンに説明した。
事務所関係者によると、上田はソロの最後の部分で高さ3メートルのセットから飛び降りた。その際、左足に異変が生じ、楽屋に戻ってきたときは表情は真っ青で脂汗にまみれていたという。すぐに救急車が呼ばれ、病院に搬送されたところ、左足親指付け根が脱臼していると診断された。
しかし、上田は28日も出演する気満々で、関係者は「車いすに乗せても出す」と話した。また、29日には広島でソロコンサートが予定されているが、これにも「どんな形でも」出演するという。
これに先立ち、メンバーは赤西に触れた。
「ツアー最初の段階でファンをびっくりさせて申し訳なかった」。脱退発表から1カ月半、5人が最終公演地の台湾で思いを語った。赤西と食事をした中丸雄一(26)は「『KAT‐TUNを抜ける。今まで迷惑かけて申し訳ない。お世話になりました』と言われた」と明かした。