エリート一家に育った後藤麻衣。父親は弁護士、母親は歴史博士、姉は医者、妹は帰国子女の弁護士…(1)

20090720020706.jpg都議会選挙に出馬した“泡沫エロ候補”の後藤麻衣だが、かつて、彼女のインタビューをしたことがあった。そのインタビューのテープを聴きなおしていたら、いやいや、「泡沫エロ候補」なんてバカにしていたのは実に失礼な表現だった。実は、彼女は、お嬢様だったのである。しかし、そんなお嬢様らしさを全く感じさせない態度、行動には敬服した。恐るべし女なのかもしれない。インタビューは、レースクイーン時代のことから、家族についての私生活まで、その全てを語ったものである。都議会選挙も終わった今、後藤麻衣の“素性”を改めて探ってみた。いずれにしても、彼女が語ったものの中からピックアップしてみた。

私、3人姉妹の真ん中なんです。ただ、姉も妹もメチャメチャ成績がよかった。正直って「勉強が出来て当たり前」という家庭環境の中で育ったんです。
私の父は弁護士で、母は歴史の博士だし、姉は医者。妹も帰国子女の弁護士。そんな家庭だったんです。私も、小さい頃から「東京大学に行って当たり前」という育てられ方をしていました。だから、私自身も、ずーと、そう思っていた部分がありましたね。
ところが、そう思っていたのは小学校6年生の頃まで(笑い)。中学に入った途端にかわりましたね(笑い)。「そんなの不可能」だって思うようになったんです。とにかく、3人姉妹の中で一番成績が悪かった。悪いから、毎日のように父から殴り飛ばされるんです。顔が腫れるぐらい殴られましたね。殴られすぎて、もう全身にはアザばかり出来ていました。本当に、ボコボコにされていましたよ。
小学校の頃までは父ばかりか、母親にまで殴られていました。もう家庭内暴力というか、虐待に近かったですね。でも、母親は、私が大きくなっていくにつれ、私のほうが力が強くなってきたので、何となく「これはヤバイ」って思ったんでしょうね、殴るのはやめたんですけど、父は凄かった。
中学時代は、マジに家出計画を立てましたよ。家出したらどうするかとか…。それこそ生活をどうするか、お金はどうするか…、いろいろ計算してノートにビッシリ書いていました。でも、結局は計画倒れになってしまいましたが…。
家の中で何が一番イヤだったかというと、食事のときでしたね。家族と一緒に必ず食事をするんですが、食事の時の話題が歴史や経済、政治なんですから。母親は歴史博士だから、そこは凄いんですよ。しかも、その話題に姉や妹も交じって盛り上がるんですから、思わず「何なのよ〜!」と悲鳴を上げたくなっちゃうぐらいだった。私は、いつも観たいテレビがあったのに、それさえも観ることが出来なかった。
(つづく)