失恋ソング弾き語り奥華子９・１９から全国ツアー

最新曲を引っ提げて全国ツアーに臨む奥華子

　デビュー５周年を迎えたキーボード弾き語りのシンガー・ソングライター、奥華子（３２）が、４日に１１枚目のシングル「ガラスの花」、１８日に５枚目のアルバム「うたかた」を発売。９月１９日からの全国ツアーに向けて張り切っている。

　失恋ソングといえば奥華子と言われるほど、切ない歌詞と柔らかいキーボードの音色が人気。今回のアルバムも１４曲中、ハッピーソングはわずか２曲しかない。「意識しないとハッピーな曲って作れないんです。何かなくした時や弱っている時こそ大切なものに気づけると思うので、失恋ソングが多いのかもしれませんね」と分析した。

　トレードマークは赤い縁（ふち）の眼鏡だが「汗で曇ると鍵盤が見えないので、レンズを抜いたフレームだけの眼鏡も１個作ったんです」。２８日には、大阪・豊中の千里セルシーでフリーライブを開催する。

　◆奥華子（おく・はなこ）１９７８年３月２０日生まれ。３２歳。千葉県船橋市出身。キーボードの弾き語りスタイルで行う路上ライブが注目を浴び、２００５年７月「やさしい花」でポニーキャニオンからデビュー。今年７月、デビュー５周年記念ライブを大阪城野外音楽堂で行った。