米ＣＮＮ　金総書記の会談回避は「カーター氏への侮辱」

　米ＣＮＮテレビ（電子版）は２８日までに、北朝鮮の金正日総書記が訪朝したカーター元米大統領との会談に応じなかったことについて、１９９４年にも平壌を訪れ、総書記の父親の金日成主席と会談したカーター氏に対する「明らかな侮辱」と報じた。

　ＣＮＮは米国のアジア専門家の話として、金総書記がカーター氏との会談を回避するという事態は「誰も予想していなかった」と伝えた。

　また、カーター氏が訪朝した本当の目的は金総書記と会うことだったとする別の専門家の見方を紹介した。

　カーター氏は北朝鮮への不法入国罪などで服役していた米国人男性アイジャロン・ゴメス氏の釈放を目指し、現地時間２５日夕に平壌入り。しかし、金総書記は翌２６日未明から、今年２回目となる異例の訪中を開始していた。 （共同）

[ 2010年08月28日 17:09 ]