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小6刺殺事件、殺人容疑で高2の兄逮捕

2010年8月28日22時39分

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 愛知県岩倉市の民家で28日朝、小学6年の男児(11)が血まみれで倒れているのが見つかった事件で、江南署は同日夜、男児の兄で、特別支援学校高等部2年の男子生徒(17)を殺人の疑いで逮捕した。同署の説明では、男子生徒は「覚えていない」と供述しているという。

 同署の発表によると、男子生徒の逮捕容疑は、同日午前8時半から同9時半の間に自宅2階の居間で、男児の胸部や腹部を刺して殺害したというもの。血の付いた包丁とはさみがそれぞれ、2階台所とこの居間で見つかったという。

 男子生徒は男児のほか、病院職員の母親(40)、中学3年の妹(15)、祖父(77)、祖母(67)との6人暮らし。母親や妹は朝から仕事や塾に行き、自宅には男子生徒と男児しかいなかった。同9時20分ごろ、接骨院から帰宅した祖父が、室内犬の鳴き声で異変に気づいた。祖父が2階に上がると、男子生徒は、仰向けに倒れている男児のそばで、テレビゲームをしていたという。

 男子生徒は知的障害があった。任意の事情聴取に対しては「けんかになって刺した」とも話しており、同署は動機などを慎重に調べる。

 親族によると、男子生徒は男児にテレビゲームで負けるとけんかになることがあったという。この親族は「体が大きく、怒りを爆発させると止めるのが大変だと、祖母から聞いていた」と話した。

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