鹿児島県の岡積常治副知事は6日午前、総務省内で小川淳也総務政務官と会い、同県阿久根市の竹原信一市長が市議会を招集せず、副市長の選任などの専決処分を繰り返している問題について状況を報告した。
小川政務官は会談後、記者団に「阿久根市では新しい副市長を選任した後、職員の復職や議会招集の動きがあり、改善が見られる。推移を見守り、県と情報交換を密にしたい」と述べ、当面は市の対応を見守る姿勢を示した。
竹原市長は例年6月に開かれる議会を招集せず、議会側による臨時議会招集の請求も拒否。伊藤祐一郎県知事が議会を開くよう2度、是正勧告をしたが従わなかった。一方、仙波敏郎副市長によると、竹原市長は8月下旬に臨時議会を開く意向という。