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【サッカー】

原委員長「回答期限は現地27日」

2010年8月27日 紙面から

3人の候補者からの回答リミットを「現地27日」と明かした原委員長=東京・本郷のJFAハウスで

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 長期化している日本代表の新監督問題で、日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長(51)は26日、条件提示を済ませている3人の外国人候補者からの回答期限を、ひとまず現地時間27日(日本時間28日)に設定していることを明かした。26日時点で3人から連絡はなく、原委員長は「3人の中でいけると思っているが、いつまでも待てることではない。ダメなら次の手を考えなきゃいけない時期」と説明した。

 期待を抱いて「イエス」の朗報を待ち続けている中、原委員長が最終候補者3人に伝えた回答期限は現地時間27日だ。

 「いつまでも待てないということは(3人に)言ってある。目安として27日あたりと。でもぼくは3人のだれかでいけると思っている」。希望的観測はあくまで捨てないが、前進しない現状にひと区切りつける覚悟があることを明かした。

 3候補はいずれも海外を拠点にする外国人。交渉の現状を「今は最終局面で詰めに近い段階。でも進展がない。『もうちょっと待って』とか、あるいは向こうの都合もあってまだ返事が返ってこない」と説明。「もし(3人全員とも)ダメならダメと考えて、たとえば違う人に行くとか…。そういうところにきているかなと思う」と続けた。

 この日、北京から帰国した日本協会の小倉会長は「われわれの投げたボールに対し、相手側がいろんな調整をしているはず。返事を待つしかない。ダメだったら白紙に戻すしかない。僕の希望は2014年にふさわしい人を選ぶこと。変に焦らないほうがいい」とさらなる長期戦も覚悟した。

 ただ原委員長は、たとえ期限日までに前向きな返答がもらえなかった場合でも「交渉事は一度ダメでも再条件提示で続いたりする」と、同じ候補者に再オファーする可能性も示唆するなど現候補へのこだわりをみせている。

 

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