菅直人首相は27日、英国のブレア元首相と電話で意見交換した。ブレア氏が現職当時に提唱した「第三の道」について、首相が「自分も同じことを唱え、特に雇用を強調している」と語ると、ブレア氏は「変革が困難なことは実感したが、絶対に変革は必要だ」と首相を励ました。
「菅首相をぜひ励ましたい」というブレア氏側からの申し出で行われたという。ブレア氏は「今後、何かあれば何でも助言する」と述べた。首相は1996年の訪英時、野党・労働党党首だったブレア氏と、当時のメージャー首相との討論を傍聴したほか、98年に首相として来日したブレア氏と会談しており、互いに面識があるという。