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◆広島9x─7巨人=延長11回=(27日・マツダスタジアム) まさかまさかの敗戦だった。2点リードの9回、守護神クルーンが岩本に同点11号2ランを被弾。11回に古城が昨年7月29日以来の1号2ランを放って、勝利のムードが高まった。しかし、7番手の野間口が岩本にソロを浴び、さらに2四球で2死一、二塁から天谷に6号逆転サヨナラ3ランを打たれた。東京Dを離れて9月10日まで戦う“遠征”12試合の初戦は、目前まで迫った白星を2度もつかみ損ねた、痛恨の敗戦となった。
興奮のるつぼと化した敵地マツダスタジアム。原監督は、歓喜の広島ナインを目に焼き付けて、グラウンドに背を向けた。延長11回、古城の値千金の2ランで勝ち越したその裏、野間口が岩本に2打席連続の12号ソロ、天谷に6号3ランを打たれて今季6度目のサヨナラ負け、2発を浴びて大逆転された野間口は、がっくりとひざを折って固まった。
どうにも物足りなかった。指揮官は「あのへんが野球の難しさ。勝負の世界にいる以上、あそこ(を抑えるの)が、本当の勝負師。今日は相手に軍配が上がったということ」と、負け投手となった6年目右腕の投げっぷりに不満を募らせた。
先頭の岩本をカウント2―1と追い込みながら、バックスクリーン左に“ビデオ判定弾”を被弾。その後は制球が定まらず2連続四球だ。1球投げるごとにマウンドの土を慣らすなど落ち着きもない。危機を察知した指揮官は自らマウンドへ行き、野間口に闘魂を注入した。だが、そのかいもなく、直後に劇弾を食らった。
もともとは、延長戦になどならないはずの展開だった。5回3失点のゴンザレスから山口、久保、越智と盤石の継投を経て、2点リードの9回裏にクルーンを投入。これが悲劇のエンディングへの始まりだった。
守護神が、走者を1人置いて岩本にバックスクリーン右へ同点2ランを浴びたのだ。抜けたフォークを完ぺきにとらえられたクルーンは「失投だった。自分がしっかり投げるべきところで投げていれば、打たれなかった。甘いところに行ってしまった」と顔をしかめた。
同点の11回に出た古城の1号2ランに、指揮官も力いっぱいベンチ前で抱きしめて喜びを爆発させた。どちらかといえば打力より守備をウリにする男の会心の一撃も、野間口ですべてフイになった。伊原ヘッドコーチも「せっかく古城が年に一度のお祭りをやってくれたのに」とおかんむりだった。
9月10日の広島戦(新潟)までの計12試合、東京Dを離れた戦いが続く。そろって敗れた上位3チームのゲーム差に変化はない。首位をゆく巨人にとってはここからが大切な正念場。ショックを引きずってはいられない。
(2010年8月28日06時01分 スポーツ報知)
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