政治

民主の外交部門要職にUFO信者 深刻な人材難が露呈【情報カプセル】

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 菅直人政権で復活した民主党政策調査会の部門会議人事で、外務部門会議の座長に山根隆治参院議員が起用された。

「大臣はUFOを見たことがありますか」。山根氏は二〇〇五年三月、参院総務委員会で当時の麻生太郎総務相に質問した人物。〇七年には「UFOが飛来した場合に想定される対応」を質す質問主意書を提出し、「政府としては未確認飛行物体の存在を確認していない」との歴史的な答弁を引き出した。

 座長起用は単に山根氏が参院外交防衛委員会の理事だからというだけで、党としてUFOの存在を是認したわけではなさそうだが、同党議員の一人は山根氏の起用に「一難去ってまた一難。海外からは民主党にはカルト議員しかいない印象を持たれる」と嘆く。

 というのも、菅内閣発足に伴い、もう一人の「カルト議員」藤田幸久参院議員が党の外交上の顔となる国際局長をクビになったばかりだからだ。藤田氏は鳩山由紀夫前首相に重用され、普天間問題の調整で何度も訪米したが、米同時多発テロ事件陰謀説を真剣に信じているため、米政府要人からは相手にしてもらえなかった。

 珍妙な持論を唱える二人が、よりによって続けて外交分野での要職を占めることとなり、まさに民主党の深刻な人材難が露呈しているようだ。
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