【モスクワ=酒井和人】民主党の鳩山由紀夫前首相は二十六日、訪問先のモスクワで、菅直人首相の政策をめぐり、自身が掲げてきた友愛の政治が「十分に見えていない」と不満を漏らした。
鳩山氏は同日、モスクワ大学で交通政策を研究している長男紀一郎氏の書籍出版の記者会見に出席した。
会見後、日本の記者団に対し、菅政権下での諸施策について、東アジア共同体や国内の地域主権などでの議論不足を指摘した。
一方、民主党代表選での支持を表明した小沢一郎前幹事長に関しては「心の政治に力点を置いている」などと評価した。
鳩山氏はまた「政治の“渋滞”は許されない」と党分裂への警戒感を示し、菅、小沢両氏に「正々堂々と戦った後はノーサイドの実現を」と、挙党一致を求めた。
この記事を印刷する