「こ」「コ」

ゴアライト(ごあらいと)

イシイスポーツ謹製(笑)ゴアテックス製のシングルウォールテント。2人用で1.6kgなどと いうのは革命的な軽さで、荷物に悩む山ヤさんはこぞって購入したものですが、実際にゴアライト を使用している人の多くはその後フライを別途購入しているようで、重量よりも春秋に結露しない、 ということの方がメリットが大きいようです。僕も冬用として持っていますが、未だ活躍の場はな く、購入したままの状態で眠っております。


高校野球(こうこうやきゅう)

山から下りてきて、いま一歩バスに間に合わない。また間に合わないんですか?それはさておき、 頑張らないとバスに間に合わないとき、歯をくいしばりながらこう言ってください。「さいごま で諦めないのが高校野球」と。そして、間に合いそうになって、油断しそうになったらこう言い ます。「最後まで手を抜かないのが高校野球」と。バスとの競争は、まさに高校野球に通じると ころがあります。山は奥が深いですね。

皇太子ルート(こうたいしるーと)

皇太子が登山をすることはご存知かと思いますが、皇太子が山を登るとなると草も生えないほど 登山道を整備してしまう。普通の登山道から妙に不自然に整備された登山道へ出ると違和感があっ たりするものですが、登山道とは過剰整備をせずもっと自然であるべき。皇太子ルートとは、ム チャクチャに整備されてしまって妙な人工物が目立ったり、もしくは自然な状態を楽しめないルー トのことを示す。
コージツ(こーじつ)

アルペンとかビクトリアとか、ああいう系統のお店がちょっと山も手を出してみましょう、なの かと思っていたのですが、「好日山荘」という由緒正しき山屋さんが発祥らしいです。釣りやス キーも扱っていますが、割合ライトな登山用具のお店です。

コッフェル(こっふぇる)

コッヘルとも言いますが、僕もこの用語が正確に何を指すのか、いまだによくわからないところが あります。定義としては非常に曖昧ですが、山用の小型の鍋のセット、と考えればいいでしょう。
僕等新進の山ヤはコッヘル、という言葉にはあまりなじみがなくて、鍋の方は「クッカー」、食器 は食器、となります。しかし、実際には山では鍋と食器の区別はあまりなくて、僕は大型のシエラ カップを食器代わりに使っておしまい、としているのが実情です。山での食器は火にかけられるも のが便利なのです。

2000.9.21追記
Kockerでコッフェルなのだそうです。とすると、コッフェルはクッカーの意ですね。


ご来迎(ごらいげい)

ブロッケンのこと。ご来光とは違う


コル(こる)

ピークとピークの間の最も低くなったところ。鞍部やキレットとも言うが、キレットと言った場合 コルや鞍部などより激しく切れ落ちている場所を指すことが多いようだ。尾根沿いを歩く場合、登っ て下って登って、またコルが見えたりすると、はっきりいってめげてしまうものです。コルはその 構造上風が強い場所なので、注意が必要だ。


金剛杖(こんごうづえ)

木でできた長い棒で、のぼりの補助にする。修験者が登る山では時折みかけるが、実際のところグ リップがよくなく、振りにくいのであまり使いやすくはない。富士山と御嶽ではみかけたが、他の ところではどうだろうか。間違っても穂高の稜線で使っていたりすると浮いてしまうこと請合だ。
コンテ(こんて)

コンティニュアス・クライミングの略。2人でザイルを組んで凍結した斜面を登る場合、滑落の虞 がないところでは2人が同時に行動をして、万一片方がスリップした場合には、もう一方は即座に 滑落を止める体制に入ることをコンティニュアス・クライミングという。一方、2人のうち1人は 常時滑落停止体制であるものをスタカット・クライミングと呼ぶが、基本的にはよほど安全でない 場合スタカット・クライミングを使うべきである。コンティニュアスクライミングの場合両方同時 に行動できるので、行動時間が短縮できる、というメリットがある。

コンパス(こんぱす)

ザックの飾り
せっかく買ったんだから使おうね

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