フィギュア:オーサー氏解雇、真相めぐり師弟対立(2/5)

冷たい真実なのか、ささいな誤解なのか

「礼儀に反する行為、誓ってやっていない」

 キム・ヨナの母・朴美姫(パク・ミヒ)さんとオーサー氏の「真実をめぐる攻防」に、キム・ヨナも加わった。キム・ヨナは25日、自身のミニホームページに「わたしだけでなく、オーサー氏など全員が真実を知っている。わたしが母と相談し、最終的に決別することを決めた」と書いた。

 キム・ヨナは「(決別の)過程は言いたくないし、言う必要もない。コーチとの関係を整理する時、コーチに相談して決める人がいるだろうか。誓って言うが、礼儀に反するような行為は相手側に対ししていない」とも書いている。

 そして「4年もの間、表に見えている通り、何の問題もなく楽しく練習ばかりしていたはずはない。きれいに終わりにできたことを、このように傷ばかり残してしまって…事実でないことを言い、ことを大きくしたことに対し正直言って失望したし、気分を害する」と、オーサー氏への失望感をあらわにした。

 これに先立ち、キム・ヨナは自身のツイッターに「Would you please stop to tell a lie、B? I know exactly what's going on now and this is what I've DECIDED.(キム・ヨナは『B、どうかうそをつくのはやめてくれませんか? わたしは状況をきちんと理解しているし、今回の件はわたしが決めたことなのです』という意味で書いている。だが、『to tell a lie』は『telling a lie』と書くのが正確な表現)」という文を掲載した後、削除した。「B」はオーサー氏のファーストネーム「ブライアン」を指しているものと思われる。

 一方、キム・ヨナのマネージメント会社「ATスポーツ」のチェ・ヘジン氏はシカゴ・トリビューン紙とのインタビューで、「今回の件は、スケート選手がコーチを交代させただけのことで、よくあること。キム・ヨナもすでに分かっていた」と一蹴(いっしゅう)した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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